「じゃあ…また予行練習の休憩時間
会おうなっ?」
「……はい」
もっと一緒にいたい…。
だから素っ気ない返事をしてしまった。
それに気付いたのか、
カズキさんは笑いながら私を抱きしめた。
「まじ可愛すぎ…
世界一大好きだから。」
「ありがとうございますっ…」
「…途中まで一緒行くかぁ」
「はい♪」
私たちは歩き出した。
あっという間に一年棟に着いてしまった。
「ミアビっ。すぐまた会えっからな!!」
笑いながら手を振り
カズキさんは3階へ行ってしまった。
私はすぐにトイレへ行った。
鏡を見ると、少し目が腫れていた。
いっぱい泣いたもんね…
水で目を洗った。
そのうちこの腫れも引くだろう。
そして教室に戻った。

