出会いの“キセキ”


「絶対幸せにするから…
俺と付き合ってください。」

「……よろしくお願いしますっ」

…言葉にならなかった。
嬉しくて…
嬉しすぎて…

私とカズキさんは目を合わせて
微笑んだ。

すると、いきなりカズキさんが私の手を握った。

「カズキさん…!?」

「カレカノなら…
手繋いで歩くのもOKなんだよなっ♪」

その笑顔…。
私は心が楽になった。

「カズキさん大好きっ」
泣きそうになりながら
私はカズキさんに抱きついた。

「俺は大大大好き」
そう言って、カズキさんも私の事を抱きしめてくれた。
カズキさんの優しい匂いに包まれて
心も体も癒された。

7時半くらいになり、
登校する人の様子が見えた。