出会いの“キセキ”


しばらくして、やっと声が出た。

「すみません…でした……」

声が震えて上手く言えないけど…。

「ミアビちゃんは悪くないから…」

そう言い、カズキさんは
抱きしめるのをやめた。

「何があったのかは…
話せる時がきたら話して??」

「……っはい…」

そして沈黙が流れた。


「カズキさん…。ミアビの事…
嫌いになりましたか??…」

私は不安でしょうがなくなった。

するとカズキさんは私の頭を撫でながら言った。

「嫌いになるわけねーよ。
俺…ミアビちゃんの事、守っていきたい」

カズキさん……