「ちょっと…カズキさん」
「ん?」
チャラい系の人が好きな私でも
タバコとか麻薬とか…
そうゆうのが嫌いな私。
昔、お父さんがいた頃、
私が幼いのにも関わらず
お父さんは私のすぐ横でタバコを吸った。
煙のせいで、
過呼吸を度々起こしていたそうだ。
そんな私の前で、
いくら過去を知らないからといって
平然とタバコを吸っているカズキさんに腹が立った。
「ミアビ?なに??」
「なんでタバコ吸ってんの」
「えっ?なんでって別に普通じゃん?(笑)」
「………」
私はカズキさんから目をそらした。
「ミアビ何で怒ってんの?」
明らかにカズキさんも不機嫌そうだった。
けど…
私だってタバコとか、嫌だ。
ってゆうか、まだ中学生でしょ?
「何か言ってくれないと、
分かんないんだけど」
はぁ?
カズキさんが今してること、
今の時代、普通かも知れないけど
犯罪だよ??
相変わらずそっぽをむいたままの私の腕を掴んで
家の裏の、誰も居ない所へ引っ張っていった。
その時に見た、カズキさんの顔は
すごく怖かった。

