出会いの“キセキ”



外に出ると、お姉ちゃんとマサトさん、
それからあと6人くらいの男女が来ていた。


「カズキじゃん!」

「おー佐々木~」


カズキさんは一人の男子と挨拶を交わすと
私と手を繋ぎ、その人の所へ向かった。


「なになに~?彼女できたの?」

「まぁな~可愛いべー??」

「可愛い~カズキは良いなぁ~」

「いいべ~♪」

「ノロケかますんならどっか行け~(笑)」


その佐々木って人は、他中の友達みたい。



「えっ……てかアンズとカズキの彼女って
 姉妹なの?」

「そーだよ~」

お姉ちゃんの言葉に
来ている人全員が驚いていた。


ってゆうか来てる人、全員他中生じゃん…。


しかも悪そうな人たちばっかり。

タバコふかしてる人もいれば、
酒を飲みながら花火を楽しむ人。
そして金髪でエクステつけてるチャラそうな人。

……まだ中学生だろって…


すると、カズキさんは
私と手を繋いでいないほうの手でタバコを持ち、
誰かに火をつけてもらっていた。


そして気持ちよさそうに
タバコをふかしていた。