出会いの“キセキ”


「また来年も一緒行こっ」

「はいっ!!絶対ですよ!!」

「当たり前だろ♪」




それから家にくと、21時を過ぎていた。

部屋に入り、疲れた私はベッドに座った。
そしてカズキさんもその隣に座った。

「ミアビ……まじ好き」

カズキさんはそう言うと、
突然私を抱きしめてキスをした。


私も……カズキさんが大好き。

今まで離れていた分、
些細な事がとても幸せに感じていた私は
今、世界一の幸せ者でもおかしくないと
心から思った。



それから、長いキスの後、
カズキさんは私を押し倒した。

私は、カズキさんとだったら
ヤっても良いって思った。

だから、抵抗はしなかった。


カズキさんが私の浴衣に手をかけた時、
誰かが階段を上ってくる音がした。

多分…お姉ちゃんたち。


「ミアビー。花火するから外来な~」

「ぅん…」

小さく返事をして、2人は起き上がった。


「じゃあ…続きは、夜、絶対な♪」

「…はいっっ……」


乱れた浴衣を整えて、
カズキさんと部屋を出た。