出会いの“キセキ”



朝―――

目が覚めると9時だった。


リビングへ行くと、お母さんが出かける準備をしていた。

お姉ちゃんは朝ご飯を食べていて
お兄ちゃんはの空夢ソラはテレビを見ていた。

「ソラーー!!
ちゃんとアンズとミアビの面倒見なさいよ」

「うん。てか彼氏に見てもらってるだろ」


「彼氏??あっそう。
 昼ご飯は冷蔵庫に入れといたからねっ
 ちゃんと食べてね。12時には寝てね」

「「はーい」」


私とお姉ちゃんが返事をした。


「ソラ!!!!」

お母さんはお兄ちゃんの頭を軽く叩いた。

「いって~~俺午後なんないと元気でねーのっ
 えろパワーかな??(笑)」

「変なこと言ってないでよろしくね」

そんなやり取りを聞いて、私とお姉ちゃんは
笑っていた。


しばらくしてお母さんが出て行くと
私とお姉ちゃんはイオンに買い物に行った。


帰って来てからやる花火や
お菓子、ジュースなどなど……

かなりの買い物になったけど、
お姉ちゃんが重い物を持ってくれて
私は花火だけ持った。

「もぉ~こんなか弱い子に
こんな物持たせないでよ~」

「ハハハ~
 ごめんね」

「まあいいよ。楓の事いじめよっか?(笑)」

「いいよー。カズキさんが守ってくれるって♪」

「あら~ノロケ?」

2人でそんな会話をしてるうちに
家に着いた。