出会いの“キセキ”


『いじめれば?ミアビは別に先輩とか
 怖くないですよ
 てか、もうメールしてこないで
 くれますか?
 イラつくんで』

『あっそ~
 まず、カズキはアタシの物だからね♪
 フられてくれて
 まじありがとう~♪』

私は、唇をかみ締めて
涙をこぼした。

悔しかった。

カズキさんが、私以外の女の人を
幸せにしていることが…。

今…
楓さんはどれだけ幸せなんだろう…?

あんなにかっこいい彼氏ができたんだもん…
すっごく幸せだよね…?

ずるいよ……

カズキさん…
他の人のものになんてならないで…。



私は、前以上に泣き虫になっていた。

カズキさんのせいかな…?


いや…

カズキさんに甘えていた
私自身のせいだろう……