「……どうゆう事…?」
ケータイを持つ手が震えた。
『こんにちは^^
3Dの楓です♪
実ゎ~今日からカズキと付き合ってるの♪
だから邪魔になるコトしないで?
まじウざいから。
所詮1年なんか相手にされないんだよ』
今日……?
じゃあカズキさんは私と話した後すぐに
別の人と付き合うことになってたの…?
そんなの…
ひどすぎるよ…
怒りに満ちた私は楓さんに返信した。
『邪魔する気なんかありませんよ
邪魔しなくたってすぐ
別れると思いますよ?』
年上にこんなメールを送るなんて
ダメだとは思ったけど、私の手は
止まらなかった。
それに、楓さんなんかこわくない。
かわいくもないし…
顔に合わないロングヘアが特徴的な人だった。
そして、背も低めだけど、カズキさんよりは
大きかった。
そして、すぐに返信が来た。
『うるさいよ。
捨てられたからって負け惜しみ?
生意気すぎ。調子のんなよ』
私もすぐに対抗した。
『捨てられたんじゃないし。
分かったような口聞いてんじゃねえよ
ミアビにアンタは関係ないし
関わってくんな。
先輩ヅラすんなし』
『お前、まじでいじめるよ?』
「…フっ……」
笑っちゃうよ……
この人なんでムキになってるの?
いじめなんて怖くもないし、
されたっていい。
私もムキになっていたのかも知れない…

