入学式が終わって教室に戻るなり
直ぐ様、隣の彼に話しかける。
「ちょ、ちょっと!」
「何?」
あからさまに不機嫌な
声で私の方へ視線を移す。
「何?あんた首席トップなわけ!?」
「だったら何?ってゆーか、お前みたいに馬鹿丸出しな奴に、あんた呼ばわりされたくないんだけど」
「はあ!?なにその言い方!!」
「うるさいな、黙れよ」
負けじと私も精一杯言い返す
しかし彼は表情を崩さずに
私を見下す………
「だいたいね、馬鹿とか言うけど私は入試2位なんだからね!!」
ドヤ顔でそう言えば
「だからどうした?俺より馬鹿なのは確実だろ…」
こんなことを返してくる。
ああああぁぁあああっ!!
うぜぇーーーーーーーーっ!!

