「あ、用件は………み、みんなで夏休みに旅行しようと思ってるんだけど………紀田来る?」
や、やばい///
顔がまともに直視出来ない……
「………………。いく……。」
紀田は少し考えるように
首を捻ってからそう言った。
「な、なんでもいいからさ……退いてくんない?」
「無理」
恒例の悪魔スマイルで
淡々とそう告げると
私の首もとに顔を
埋めてきた……
ツゥーっと何かが
私の首筋をなぞる
「ひゃあっ///」
驚いた拍子に変な声が出た!!!
恥ずかしすぎる!!!
「まじ、お前面白すぎ……だから弄りたくなるんだよ………その声…誘ってんの?」
弄りたくなるんだよ……
ってお前はドSかww
こんな声が出たのは
紛れもなくお前のせいだ!!
「誘ってない!!いいから退いて!!」
「はいはい」
あまりの恥ずかしさで
怒鳴り気味になってしまう
けれど紀田は悪魔スマイルを
崩さずに適当な返事をして
私の上から退いた………
な……なんなの!?
むかつくっ!!!

