となりの紀田くん




「とりま、卒業打ち上げパーティやろうぜ!!」



瑠威が声を張り上げて
そう言ってきた



「いいね!!」



みんなが瑠威の意見に
賛成のなか紀田が
めんどくさそうに



「だりぃ…」



そう呟いた。



「いーから行くの!!」



紀田を無理やり引っ張って
先に歩き出したみんなの
後をついて行く



二人ならんで歩いていると
隣の紀田が



「ゆあ…」



小声で私を呼ぶ



顔を横に向けると
ほっぺにちゅっとされた。



「後で覚悟しとけよ?」




イタズラに笑う紀田



「ずるい…」



「愛してるよ、ゆあ…」



私の手を握り
耳元で囁く



「私も裕也を愛してる。」



嘘偽りない言葉
永遠に変わらない想い



隣の紀田くんは相変わらず
勘違い妄想性悪変態男だけど



そんな紀田が私は好き。



「ゆあー!紀田ー!早くしないと置いてくぞー!」



瑠威が前から叫ぶと
私と紀田は手を繋いだまま
目を合わせると



走ってみんなを追いかけた。




貴方に出会えて良かった。
隣の席になれて良かった。



貴方を好きになって
私は本当に幸せ…



いつまでも一緒にいようね。
大好きだよ…となりの紀田くん。






ーENDー