振り返った
瑠威の顔からは
笑顔が消えていて…
「ゆあの気持ちちゃんと届いたよ…ここに…」
そう言って自分の
胸をトントンと叩く
ブランコに座ったまま
私はただジッと瑠威を見つめる。
何だか嫌な予感……
「俺も好き…ゆあが好き。でも、ごめん…別れよう…。」
その予感は見事に的中。
どうして?
好きなのに…
両想いなのに
何でわかれなきゃ
いけないの?
何でそんな苦しそうな
顔をして別れようなんて
言うのーーーーー?
「嫌だよ!!どうして?両想いなのに、何で別れなきゃいけないの!?」
ヒステリックに叫ぶ
私を宥めるように
近づいて頭を撫でる
意味わかんない…
瑠威は何がしたいの?

