となりの紀田くん




「あ…ごめん。瑠威から先にどうぞ」



私が遠慮がちに
そう言うと


「ゆあからでいーよ」


瑠威は小さく微笑んで
私に先に話すよう促した。



「あの…あの時はごめんね…」



修学旅行最終日
思わず瑠威の手を
払ってしまったことを
今でも後悔してる…



もう少し大人の
対応を取るべきだった。



私の話を真剣に
聞きいる瑠威…



「あの時は混乱して上手く話せなかったけど…今なら言える。私、まだ瑠威が好き…これからもずっと瑠威と一緒にいたい。」



ありのままの
自分の気持ちを
全部吐き出す




嘘偽りのない
純粋な気持ちーーー。



「ゆあから告白されちゃった!何だが照れるな…ありがとう。」




そう言ってまた微笑むと
瑠威はブランコから降り
私の方へ振り返ったーーー。