「ちょっとね…ってゆーか、苦しいから離そうか?」
「しょうがないなぁ……」
「ありが……「なんて言うとでも思った?」
ニコニコと悪魔スマイルを
浮かべながら私をおちょくる
シスコンバカ………
そして抱き締める腕を
さっきよりも一層強める
うん、今度こそ本当に苦しい…
「ねえ、ゆずっ…。ちょ、まじ!くっ苦しい!」
私が苦痛に歪んだ顔で
そう言えば………
柚は回してた腕を離し
私を解放してくれた。
「俺の愛情が強すぎて、苦しくなっちゃった?」
「全然違うわ!!」
いかがわしい言い方すんな!!
そして中3が軽々と口にするような言葉でもない………
「クスッ……じゃあ、そろそろ帰ろっか……」
私の全否定なんか
聞いてませんでした
とでもいうように
悪魔スマイルのまま
話を変える柚
もう、こいつダメだ………
「うん、帰ろ」
何だかんだ言っても
結局は甘やかしてしまう。
だって柚は私の大切な
たった一人の弟だから!
シスコン悪魔と肩を並べて
歩きだすーーーーーー
向かう先は我が家ー内倉家ー

