となりの紀田くん




でも確かに部屋から
出れないんじゃ
何にも出来ないわけで…






私は渋々、諦めた。





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消灯時間が過ぎても
起きてた私たち





でも、さすがに
夜中の2時、3時になると
眠くなってくるわけで





みんな爆睡していた……





しかし、そんななか
私は全然眠れずにいて





「ちょっとだけなら、部屋を出てもいいよね?」






そう言ってこっそりと
部屋を出たーーー





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「うーんっ、外の空気、気持ちい~」





屋上でボーッと
星を眺めてると





グイッ





と誰かに腕を引かれた。