「あ、あのね……」




バアンッ!!!!!




私の問いかけに
答えようと平山さんが
口を開いた瞬間





誰かの手によって
勢いよく扉が開かれた





もちろんみんな
ドアの方向に視線を
向けるわけで………




そこには何故か
羽麻くんが立っていた





「は、羽麻くん!?」




私は驚きのあまり
目を見開いて彼を見る




彼は青ざめた顔で





「女将さんが殺された………」





と言ったーーーーーー





はい?





「今、なんて?」





「だから!女将さんが殺されたんだって!」






羽麻くんは青ざめた
顔のまま





私に向かって叫んだ。





コロサレタ………?





「あはは、もう冗談やめてよー!」





「ホントだよ羽麻」





私と栞奈は顔を見合わせ
お互いに笑い合う






しかし、羽麻くんは
表情を変えずに





「いいから、広間に集まれ」





低い声でいい放ったーーーーー