そんな驚きと怒りの
視線に蝕まれながら
たどり着いた先は
６組の"あずにゃんくれーぷ"
「お、紀田くんとゆあちゃん！」
私たちに気づくなり
ゆるふわな茶髪をなびかせ
小走りに駆けてくる
そんな彼の耳には
何故か猫耳が……
ぐはぁっ///////
梓くんの猫耳スタイル
半端なく可愛い！！！
「お前、何ニヤけてんの？きも」
な、なんて
失礼な男！！
相変わらず嫌味な奴だぜ
紀田devilboy(ﾃﾞﾋﾞﾙﾎﾞｰｲ)
「に、ニヤけてないわ！あほ！ってか何でクレープなのに猫耳！？」
「いや、なんか………クラスの女子がこれつけた方が可愛いってゆーから仕方なく………」
眉を八の字にして
困ったような顔をする
梓くん………
さすがだよ………
まったくその通りだ！
めっちゃかわえええ///
６組女子グッジョブ！！！
私は心の中で
思いきり親指を立てた
「ところで、そっちの人は？」
梓くんが羽麻くんへと
視線を向けて首を傾げる
鈴………あんたの彼氏
そこらの女より
めっちゃ可愛いよ！！
イケメンなのにww
まぁ、鈴が一番だけどな！！
「お前、梓の話し聞いてんの？」
私が心でリアルボケツッコミ
をしていると紀田が呆れた
眼差しで私を見る………
き、聞いてますとも！！！
「聞いてるよ！この人は羽麻………「俺は羽麻 俊。俊って呼んでくれ………」
私が慌てて羽麻くんを
紹介しようと喋り始めた
ところで羽麻くんが
それを遮る
「内倉と同じクラスで……俺、内倉の彼氏」
そうそう羽麻くんは
私と同じ…………
ん？
後半何て言った？
