「だ、誰様って…あんたに決まってんでしょ!!だいたい何でそんなところにいるのよ!?」
「んなの人の勝手だろーが!てか、お前来いよ」
私の側まで歩み寄り
手を掴んで出口へ向かう
って……んなっ!!!
何してんのコイツ!?
「……ちょっ!!離しなさいよ!」
私の言葉をスルーして
スタスタと歩いてゆく
必死の抵抗も虚しく
半ば無理矢理連れてかれた…
さようなら私のお弁当
愛してるよ私のお弁当
微かに視界に入った鈴は
ただ呆然と私たちを見つめていた。
屋上を出て、何故だか
誰も使ってない空き教室へと
連れてこられた。
「ちょっと!!いい加減離しなさいよね!!」
教室に入るなり再び
抵抗する私………
しかし捕まれたまま
びくともせずに壁に
押し付けられた……

