とうかは自分が否定されたことに拗ねるような素振りをみせる。とうかは美人だからそれなりにもててきたんだろう。自尊心を傷つけてしまったのかもしれない。
 見た目は関係ないのだけれど。

「なんで真白なんだよ、真白の事が好きなんだろ。そうならはっきり言ってほしい。…………あきらめも…………つかねーつくわけない。うちは真白に宣戦布告する。夏希と付き合うのはうちだからな」高々と宣言するとうか。
 真白は俺の袖口を掴み、その指に力を込めるのだった。