ガチ恋

 何気なく席に着いた俺だったが何やらとうかは納得していない。それどころか眉がピクピク。怒っているように見える。
 とうかは対面に座り、真白は自然にそれがあたりまえのように俺の隣りに座った事が原因だということはすぐにわかった。
 とうかはおもむろに立って、真白を指差して、
「おかしいだろ。いくら兄妹だからって、なんで夏希の隣りに座ってるんだよ。それじゃまるで恋人みたいじゃないか。普通はうちの隣りに座るだろうが。ブラコンなのかよ」
 語気が強くなったとうかに怯えたのか真白は俺の袖口を掴む。まるで助けを求めるみたに。