ガチ恋

 真白はソファーに腰を下ろして目の前に二つの弁当箱を嬉しそうに並べた。それから見てと言わんばかりに弁当箱の蓋を開ける。
「どうだ、美味しそうでしょ?」
鼻高々に言い放つ。その自信に俺は目を丸くするしかなかった。
 ちなみに銀箱の中身はご飯にかつおのふりかけ、ウインナーに小さなハンバーグ。このハンバーグはレトルトだろう。それからふんわりした玉子焼きとミニトマトが入っている。俺はこのミニトマトが苦手だった。だからだろう。
「なに嫌そうな顔してるのよ、不満でもあるの?」なんて真白が訊いてきたのは。