一日ゴールデンウイークが伸びたと思いリビングのソファーに腰掛けサブスクでホラー映画を検索してゆっくりとなあなあに見ていたらドタドタとリビングに駆け寄る足音が聞こえてきた。
「いた。やっぱり帰ってた」
声のほうに目を向けると、汗だくの真白がそこに立っていた。家まで走って帰ってきたのかというくらい真白の汗は立ち止まってもなお、滴り落ちていた。長い髪も原因の一つではないだろうか?
「どうしたんだよ」と軽い気持ちで真白に訊く。