父が俺と真白に二階の二部屋をどちらがどっちを使うのか決めて来なさいと言い、俺は二階に上がる。少し遅れて真白も上がってきた。階段を上がってすぐにある部屋のほうが少しだけ広いような気がする。さして変わらない。どちらでもいいと思った。
「真白はどっちがいい?」
そう訊くと真白はてんぱったように、
「あ、あ、あ、そのその……」何を言ってるのかわかない返答。
苛立ちを覚えてすこし語気が強くなってしまい、
「何言ってんだよ、はっきりしろや」
「はあああ、ごめんなさい。私はこっちでいいです」と、奥の部屋、現在見ている部屋を選んだ。
「真白はどっちがいい?」
そう訊くと真白はてんぱったように、
「あ、あ、あ、そのその……」何を言ってるのかわかない返答。
苛立ちを覚えてすこし語気が強くなってしまい、
「何言ってんだよ、はっきりしろや」
「はあああ、ごめんなさい。私はこっちでいいです」と、奥の部屋、現在見ている部屋を選んだ。



