壁と伸先輩に挟まれたまま、あたしは固まった。 「そいえば…そうでした」 「あンにゃろッ!」 「え?え?え?え~~~!!」 伸先輩はあたしの腕を引いてどこかに向かった。 「梓!!」 部室で一人資料を整理していた梓先輩。 伸先輩の怒ったようすをおっとりと受けとめている。 「どうしたの?伸も柚菜ちゃんも…」 「あの夜のこと」 伸先輩の怒り爆発…? でもなにで怒っているのか不明です。 あたしのために怒ってくれるのはうれしいけど…