あたしはマネージャーだから、ボールを磨いて、部室を掃除して。 「………ん」 ボールを抱えて、ベンチに座って、 あたしってば、いつのまにかに寝てたみたい! 部室の中からグラウンドを見ても、梓先輩と伸先輩はいなくて。 ライトで照らされたグラウンドにはさっきまで使われていたボール。 おつかれさまです、って声かけようと思っていたのに。 「マネージャー」