神殺しのクロノスタシス3

─────…あぁ、本当にムカつく。

あいつは、『八千代』は、昔からそうだった。

自分が、生まれながらの強者であることを笠に着て。

無意識に、他人を見下し、馬鹿にするのだ。

蔑まれる方が、どれほど不快かも知らずに。

だから俺は、あいつが大嫌いなのだ。

放課後学習会とか何だか言ってたが、もう行かない。

一秒だって、『八千代』と同じ空気を吸いたくない。

イライラしながら、校舎内を歩いていた、

そのときだった。

「あーっ!居たーっ!」

「!?」

背後から、女の甲高い声が聞こえて。

俺は、思わず振り向いた。