ベリクリーデの謎彼氏事件が解決した、その翌週のこと。
先週、自分の噴き出した紅茶で、作成中だった書類を駄目にしてしまったので。
今回また、改めて作成中である。
同じことを二回書かされるって、すげー面倒だよな。
でも、まぁ良い。ひとまず、ベリクリーデに彼氏がいないことはハッキリしたのだから…。
…すると。
「ジュリス隊長、お疲れ様です」
「あぁ、ありがとな」
例の部下が、またしても紅茶の差し入れ。
思えば俺は、この時点で気づくべきだったのかもしれない。
フラグが、凄まじい勢いで立ち始めていることに。
そのとき。
何処からか、ドン、ドン、と大きな爆発音らしき音がした。
「何だ…?」
「…?訓練でしょうか?」
「いや、訓練なら訓練場でやるだろ…」
多分、隊舎の近くで工事でも行ってるんだろう。
と、自分を納得させ。
差し入れてくれた熱い紅茶を啜ったとき、そのフラグが美しく立ち上がった。
いきなり、俺の執務室にベリクリーデの部下が駆け込んできたのだ。
「じゅ、ジュリス隊長!大変です、ベリクリーデ隊長が…地面に巨大な穴を開けてて!」
こうして。
俺は鮮やかに、二回目の書類を駄目にしてしまうことになったのだった。
先週、自分の噴き出した紅茶で、作成中だった書類を駄目にしてしまったので。
今回また、改めて作成中である。
同じことを二回書かされるって、すげー面倒だよな。
でも、まぁ良い。ひとまず、ベリクリーデに彼氏がいないことはハッキリしたのだから…。
…すると。
「ジュリス隊長、お疲れ様です」
「あぁ、ありがとな」
例の部下が、またしても紅茶の差し入れ。
思えば俺は、この時点で気づくべきだったのかもしれない。
フラグが、凄まじい勢いで立ち始めていることに。
そのとき。
何処からか、ドン、ドン、と大きな爆発音らしき音がした。
「何だ…?」
「…?訓練でしょうか?」
「いや、訓練なら訓練場でやるだろ…」
多分、隊舎の近くで工事でも行ってるんだろう。
と、自分を納得させ。
差し入れてくれた熱い紅茶を啜ったとき、そのフラグが美しく立ち上がった。
いきなり、俺の執務室にベリクリーデの部下が駆け込んできたのだ。
「じゅ、ジュリス隊長!大変です、ベリクリーデ隊長が…地面に巨大な穴を開けてて!」
こうして。
俺は鮮やかに、二回目の書類を駄目にしてしまうことになったのだった。


