重い重い瞼を、頑張って開けると。
そこには、薄ぼんやりとした…しかし、見覚えのある顔があった。
…ジュリスだ。
…私、目を覚ましたつもりだったのに。
まだ、夢を見てるんだろうか。
だって、ここにジュリスがいるはずない。
ジュリスは、王都にいるはずなんだから。
だから、私はまだ夢を見てるんだ。
それとも、これが走馬灯って奴なんだろうか。
…え?じゃあ私、死んじゃう?
死んじゃうの?ここで?
それは…何て言うか…嫌だな。
悔しいな。こんなところで、一人で死ぬのは。
ところで、私の中には神様がいるはずなんだけど。
血を抜かれただけで、神様って死ぬのかな?
でも、走馬灯を見てるってことは、私はこれから死ぬんだろう。
さよなら現世。
「…ジュリス…」
「ベリクリーデ…!良かった、気がついたか」
「あ、のね」
「あ?」
「ありがとう、ジュリス…。走馬灯に…出てきてくれて…」
「は!?馬鹿かお前!走馬灯じゃねぇ!現実だ、現実!気をしっかり持て!」
…なんか、ジュリスが焦ってる。
走馬灯のジュリスが焦るって、何だか新鮮…。
…ん?
今、現実って言った?
「現実…なの?」
「そうだ、現実だ」
「本物…本物のジュリス…?」
「あぁ、本物だ」
「…そっくりさん…とかじゃなくて?」
「どうしてそういう発想が出てくるんだ。本物だよ!」
…本物なんだ。
「何で…どうして、ここにいるの…?」
喋る度に、口の中がズキズキ痛む。
やっぱり走馬灯じゃない。私、生きてるんだ。
生きて、本物のジュリスと喋ってるんだ。
「お前を助けに来たんだよ」
「…!」
「遅くなって、悪かった」
「…う、ぇ?でも…これ、私のにん…ぷはっ!!」
「っ、おい!大丈夫か!?」
喋ってる途中に、口の中から抜けた歯が零れ落ちた。
入れ歯落とした人みたい。
ジュリスとお話をしたいのに、口の端からタラタラと血が垂れてきて、上手く喋れない。
「くそっ…。女相手に、なんてことしやがる…!」
ジュリスは、片手に私を抱き、片手で杖を持った。
徐々に、痛みが和らいでいった。
ジュリスが、回復魔法をかけてくれているのだ。
お陰で、相変わらず怠いものの、少し身体が楽になった。
そこには、薄ぼんやりとした…しかし、見覚えのある顔があった。
…ジュリスだ。
…私、目を覚ましたつもりだったのに。
まだ、夢を見てるんだろうか。
だって、ここにジュリスがいるはずない。
ジュリスは、王都にいるはずなんだから。
だから、私はまだ夢を見てるんだ。
それとも、これが走馬灯って奴なんだろうか。
…え?じゃあ私、死んじゃう?
死んじゃうの?ここで?
それは…何て言うか…嫌だな。
悔しいな。こんなところで、一人で死ぬのは。
ところで、私の中には神様がいるはずなんだけど。
血を抜かれただけで、神様って死ぬのかな?
でも、走馬灯を見てるってことは、私はこれから死ぬんだろう。
さよなら現世。
「…ジュリス…」
「ベリクリーデ…!良かった、気がついたか」
「あ、のね」
「あ?」
「ありがとう、ジュリス…。走馬灯に…出てきてくれて…」
「は!?馬鹿かお前!走馬灯じゃねぇ!現実だ、現実!気をしっかり持て!」
…なんか、ジュリスが焦ってる。
走馬灯のジュリスが焦るって、何だか新鮮…。
…ん?
今、現実って言った?
「現実…なの?」
「そうだ、現実だ」
「本物…本物のジュリス…?」
「あぁ、本物だ」
「…そっくりさん…とかじゃなくて?」
「どうしてそういう発想が出てくるんだ。本物だよ!」
…本物なんだ。
「何で…どうして、ここにいるの…?」
喋る度に、口の中がズキズキ痛む。
やっぱり走馬灯じゃない。私、生きてるんだ。
生きて、本物のジュリスと喋ってるんだ。
「お前を助けに来たんだよ」
「…!」
「遅くなって、悪かった」
「…う、ぇ?でも…これ、私のにん…ぷはっ!!」
「っ、おい!大丈夫か!?」
喋ってる途中に、口の中から抜けた歯が零れ落ちた。
入れ歯落とした人みたい。
ジュリスとお話をしたいのに、口の端からタラタラと血が垂れてきて、上手く喋れない。
「くそっ…。女相手に、なんてことしやがる…!」
ジュリスは、片手に私を抱き、片手で杖を持った。
徐々に、痛みが和らいでいった。
ジュリスが、回復魔法をかけてくれているのだ。
お陰で、相変わらず怠いものの、少し身体が楽になった。


