神殺しのクロノスタシス3

――――――――…夢を見てるんだ、と思った。

都合の良い、優しくて甘い夢。

あまりに血を流し過ぎて、頭が朦朧として。

私にとって、都合の良い夢を見てるんだろうと。

だから、目を覚ましたくなかった。

このままもう少し、都合の良い夢を見ていたかった。

…しかし。





「ベリクリーデ…!しっかりしろ!ベリクリーデ!」

私を呼ぶ力強い声が、私を夢から現実に引き戻した。

「…ジュ、リス…?」

夢の中で聞いた声が、頭の中に響いていた。