神殺しのクロノスタシス3

「まぁ、妥当なところに落ち着いたな」

「あー、俺が選ばれなくて良かった…」

「留守は任せてくださいね」

残留組のキュレムとルイーシュ、吐月は、特にツッコミなし。

ちょっと、おい。

「シュニィ」

「はい、何でしょう?」

「今、さりげなく俺の名前も呼ばなかったか?」

「?呼びましたけど…。あなたも行くでしょう?」

「え、あ、いや…え…」

行く…のか?俺も?

「何言ってんの。お前ベリクリーデの相棒だろうが。相棒が失踪したら、地の果てまで探す。それが相棒の役目ってもんだろうが」

「…キュレム…」

「お前はまだ良いじゃん。うちの相棒なんて、異空間に失踪すんだぜ?トラーチェの秘境の地くらい、可愛いもんじゃないか」

…お前が言うと、言葉の重みが違うな。

「そうだよ、ジュリス君。ベリクリーデちゃんはきっと、君が迎えに来てくれるのを待ってるはずだ」

「シルナ…」

シルナ・エインリーが、微笑みながらそう言った。

…あんたにそう言われると、言い返す言葉がないじゃないか。

「あの子を連れ戻せるのは、君だけだ。迎えに行ってあげなさい。ベリクリーデちゃんも、君を待ってる」

「…分かったよ」

あいつが、本当に俺の迎えを待っているのかは分からない。

だが、俺は…俺は、あいつに戻ってきて欲しい。

なら、嫌でも迎えに行く。

絶対、戻ってこさせる。

そして、昨日のお詫びに、焼肉奢ってやるのだ。

「…待ってろよ、ベリクリーデ」

お前が、何処に拉致されたのか、何の為に拉致されたのかは知らないが。

何があっても、俺がお前を連れ戻す。お前が何処に行ったって、何度でも。