そもそも、ベリクリーデの中に何がいるのか、何が封印されているのか。
彼女の本当の「価値」を知っている者は、ルーデュニア聖王国広しと言えども、ほんの一握りの人間のみ。
この部屋にいるメンバーと、あとはフユリ・スイレン女王陛下くらいか。
そして…ヴァルシーナ・クルス。
シルナ・エインリーと同じく、イーニシュフェルトの里の出身だったか。
あいつが『カタストロフィ』なんて組織を立ち上げ、禁忌の黒魔導書をばらまき…。
今回に至っては、『アメノミコト』とも手を組み、色々やらかしてくれた。
だから、やはり考えられる犯人は。
ヴァルシーナって女と、あとは…あいつに協力してる、『アメノミコト』か。
「でも…私は、今回の件でヴァルシーナちゃんと『アメノミコト』が関わってるとは思えない」
と、シルナ。
何だと?
「そうだな、先日の一件で、ヴァルシーナはシルナが完膚なきまでに心叩き割ってるし…。昨日の今日で、こんな大それた計画を立てて、実行出来るもんか?」
「少なくとも、今のヴァルシーナちゃんには無理だと、私は思ってる」
「…」
羽久もシルナも、ほぼ確信を持って言っている。
…この二人が、特にシルナ・エインリーが…ここまで確信を持って発言するのであれば。
恐らく、その推測は正しい。
ならば…。
「『アメノミコト』という組織が、手を回した可能性は?」
無闇が尋ねた。
「学院には、『アメノミコト』を裏切った暗殺者がいるんだろう。彼らに対する見せしめの為、ベリクリーデを誘拐した、とは考えられないか?」
「その可能性は、勿論ある。ないとは言わないよ」
…そうだな。
今の俺達には、敵が多い。
ましてや『アメノミコト』は、裏社会の非合法組織だ。
どんな残酷な手段でも、平気で実行してくる。
もしベリクリーデが、『アメノミコト』に攫われたのだとしたら…。
…しかし。
「だけど、私はそれもないと思ってる」
…何?
彼女の本当の「価値」を知っている者は、ルーデュニア聖王国広しと言えども、ほんの一握りの人間のみ。
この部屋にいるメンバーと、あとはフユリ・スイレン女王陛下くらいか。
そして…ヴァルシーナ・クルス。
シルナ・エインリーと同じく、イーニシュフェルトの里の出身だったか。
あいつが『カタストロフィ』なんて組織を立ち上げ、禁忌の黒魔導書をばらまき…。
今回に至っては、『アメノミコト』とも手を組み、色々やらかしてくれた。
だから、やはり考えられる犯人は。
ヴァルシーナって女と、あとは…あいつに協力してる、『アメノミコト』か。
「でも…私は、今回の件でヴァルシーナちゃんと『アメノミコト』が関わってるとは思えない」
と、シルナ。
何だと?
「そうだな、先日の一件で、ヴァルシーナはシルナが完膚なきまでに心叩き割ってるし…。昨日の今日で、こんな大それた計画を立てて、実行出来るもんか?」
「少なくとも、今のヴァルシーナちゃんには無理だと、私は思ってる」
「…」
羽久もシルナも、ほぼ確信を持って言っている。
…この二人が、特にシルナ・エインリーが…ここまで確信を持って発言するのであれば。
恐らく、その推測は正しい。
ならば…。
「『アメノミコト』という組織が、手を回した可能性は?」
無闇が尋ねた。
「学院には、『アメノミコト』を裏切った暗殺者がいるんだろう。彼らに対する見せしめの為、ベリクリーデを誘拐した、とは考えられないか?」
「その可能性は、勿論ある。ないとは言わないよ」
…そうだな。
今の俺達には、敵が多い。
ましてや『アメノミコト』は、裏社会の非合法組織だ。
どんな残酷な手段でも、平気で実行してくる。
もしベリクリーデが、『アメノミコト』に攫われたのだとしたら…。
…しかし。
「だけど、私はそれもないと思ってる」
…何?


