あの後俺は、振り返りもせずに部屋に帰って。
イライラモードのまま、報告書を書き上げ。
書いてすぐ、シュニィに持っていったところ。
俺がイライラしていたのを察したのか、「お疲れですか?」と聞かれた。
その一言で、俺は自分が、柄にもなく腹を立たせていることに気付いた。
そして、そんな自分が恥ずかしくなった。
良い歳して、子供に当たり散らす、大人気のない大人。
隠しているつもりだったが、シュニィの観察眼には感服した。
それはともかく。
…悪いことを言ってしまった。
怒りに任せて、思ってもないことを言い過ぎてしまった。
謝ろうと思ったが、報告書を仕上げて、シュニィのもとに持っていった時点で、時刻は既に午後八時を回っていた。
ルシェリート夫妻の家から隊舎に戻り、ベリクリーデのいる、女性用隊舎に行こうと思ったら。
およそ、男が女性隊舎に入るには、非常に礼儀知らずな時刻になっていることだろう。
そう思った俺は、謝るのは明日会ってからにしよう、と思った。
丁度、シュニィの家から去り際に、「明日はお休み差し上げますから、二人でお出かけでもしたらどうですか?」と言われたから。
ベリクリーデを連れて、お詫びがてら、何か美味しいものでも奢ってやろうと思った。
何が良いだろう。
女なら、ケーキやパフェやアイスクリーム…なんて、甘い物が好きだろうと連想しがちだが。
俺の経験上、ああいうのは、性別や年齢には寄らないものだ。
シルナ・エインリーを見てみろ。
あれが良い例だろう?
それに、ベリクリーデは世間知らずで、食べ物の名前を知らないことが多いからな。
本人に「何が食べたい?」と聞くより。
こちらから、「何々食べに行こう」と誘う方が良い。
勿論、本人に希望があれば、そちらを優先するけどな。
何が良いだろう。
そういや先日、イーニシュフェルト魔導学院の連中が、シルナ・エインリーの財布で、高給焼肉店で豪遊した、とか言ってたっけ。
それも悪くないかもしれない。
あいつ、焼肉食ったことあんのかな。
まぁ、それはともかく。
まずは、昨日のことを謝ってからだ。
そう思って、俺は早めに起きて、さっさと外出する支度を済ませた。
どうせベリクリーデのことだから、休日となれば、俺が起こすまでベッドでゴロゴロしてるだろうし。
こっちから起こしに行くか。
俺は自分の隊舎を出て、女性用隊舎に向かう為、中庭を歩いていた。
そこに。
「おっ」
「ん?」
俺と同じく、聖魔騎士団魔導部隊大隊長の一人。
キュレム・エフェメラルと遭遇した。
イライラモードのまま、報告書を書き上げ。
書いてすぐ、シュニィに持っていったところ。
俺がイライラしていたのを察したのか、「お疲れですか?」と聞かれた。
その一言で、俺は自分が、柄にもなく腹を立たせていることに気付いた。
そして、そんな自分が恥ずかしくなった。
良い歳して、子供に当たり散らす、大人気のない大人。
隠しているつもりだったが、シュニィの観察眼には感服した。
それはともかく。
…悪いことを言ってしまった。
怒りに任せて、思ってもないことを言い過ぎてしまった。
謝ろうと思ったが、報告書を仕上げて、シュニィのもとに持っていった時点で、時刻は既に午後八時を回っていた。
ルシェリート夫妻の家から隊舎に戻り、ベリクリーデのいる、女性用隊舎に行こうと思ったら。
およそ、男が女性隊舎に入るには、非常に礼儀知らずな時刻になっていることだろう。
そう思った俺は、謝るのは明日会ってからにしよう、と思った。
丁度、シュニィの家から去り際に、「明日はお休み差し上げますから、二人でお出かけでもしたらどうですか?」と言われたから。
ベリクリーデを連れて、お詫びがてら、何か美味しいものでも奢ってやろうと思った。
何が良いだろう。
女なら、ケーキやパフェやアイスクリーム…なんて、甘い物が好きだろうと連想しがちだが。
俺の経験上、ああいうのは、性別や年齢には寄らないものだ。
シルナ・エインリーを見てみろ。
あれが良い例だろう?
それに、ベリクリーデは世間知らずで、食べ物の名前を知らないことが多いからな。
本人に「何が食べたい?」と聞くより。
こちらから、「何々食べに行こう」と誘う方が良い。
勿論、本人に希望があれば、そちらを優先するけどな。
何が良いだろう。
そういや先日、イーニシュフェルト魔導学院の連中が、シルナ・エインリーの財布で、高給焼肉店で豪遊した、とか言ってたっけ。
それも悪くないかもしれない。
あいつ、焼肉食ったことあんのかな。
まぁ、それはともかく。
まずは、昨日のことを謝ってからだ。
そう思って、俺は早めに起きて、さっさと外出する支度を済ませた。
どうせベリクリーデのことだから、休日となれば、俺が起こすまでベッドでゴロゴロしてるだろうし。
こっちから起こしに行くか。
俺は自分の隊舎を出て、女性用隊舎に向かう為、中庭を歩いていた。
そこに。
「おっ」
「ん?」
俺と同じく、聖魔騎士団魔導部隊大隊長の一人。
キュレム・エフェメラルと遭遇した。


