なんとか、口を挟まずチョコレートを刻み(?)終わり。
お次の工程は。
「次は湯煎だな」
「湯煎!湯煎なら知ってるよ」
ドヤ顔やめろ。
「まずお湯を沸かして、お湯の中にチョコレートを、」
「やめろ馬鹿。早まるな!」
折角買ってきたチョコレートを、無駄にする気か。
こいつは、湯煎というものを分かっていない。
何となくのイメージで料理作ってるだろ。
才能のある人なら、何となくのイメージで料理作って、それなりに美味しいものが出来上がる人もいるが。
お前みたいなぶきっちょが、イメージで料理を作ったらどうなるか。
前回出来上がったものを、思い出してみろ。
あれの再来。
俺が監督しているからには、絶対あんなものを錬成させたりはしない。
「?違うの?」
「違う。湯煎っていうのはな、こうして、お湯の上にボウルを浮かべて…」
刻んだチョコレートを耐熱ボウルに入れ、熱いお湯を張ったバットの上に浮かべた。
よし。
「こうして、お湯の熱でゆっくり、間接的に溶かすんだ。ゴムべらで混ぜながらな」
「…?何でそんなことするの?普通に燃やして溶かせば良いのに」
お前の場合、溶かすと言うより、炭化させてただろ。
そうじゃないんだよ。
皆も思うよな。こんなのレンジでチンすれば溶けるのに、何でこんな面倒臭い方法で溶かさなきゃならないんだ、って。
大抵の手作りチョコレートのレシピは、湯煎で溶かしましょう、って書いてあるもんな。
お湯張ってボウル乗せて、お湯が冷めたらまた温め直して〜、とか。
面倒臭いよな。それは分かる。その気持ちは。
でもな、駄目なんだよ。
レシピに湯煎しろって書いてあるからには、それ相応の理由があるんだ。
湯煎して溶かさなければ、美味しく出来ないという理由が。
「良いか?ベリクリーデ。湯煎で溶かすと、チョコレートがダマにならずに、なめらかに溶けるんだ。風味も良くなるんだよ」
「…ふーん…」
「だから、ここは丁寧にやらないといけないんだ。お菓子作りってのはそういうもんだよ。面倒臭い手間を惜しまず、きちんとやったら、相応のものが出来るんだ」
よく、手抜きレシピ、とか。
簡単時短レシピ、とかあるけど。
ことさら菓子作りにおいては、そういう手抜きレシピは、俺は推奨しない。
そりゃあ、手を抜いても、それなりに美味しいものは出来るが。
やっぱり、きちんと裏ごしして、きちんと時間をかけてじっくり焼いて、と。
昔ながらの、面倒臭いやり方でやった方が。
簡単レシピより、美味しいものが出来上がる。
かけた手間暇は、決して裏切らないって訳だ。
あ、これあくまで俺の持論だから。文句ある人は従う必要ないぞ。
とにかく、今は俺の主導のもと、調理を進めているので。
あくまで、俺のやり方でやってもらうぞ。
「ほら、少しずつ溶けてきただろ?」
「ほんとだ。面白いね」
ベリクリーデに、ゴムべらを渡してやると。
粘土か何かでも与えられた子供のように。
くちゃくちゃと、楽しそうにボウルの中のチョコレートを混ぜていた。
よし。それで良い。
お次の工程は。
「次は湯煎だな」
「湯煎!湯煎なら知ってるよ」
ドヤ顔やめろ。
「まずお湯を沸かして、お湯の中にチョコレートを、」
「やめろ馬鹿。早まるな!」
折角買ってきたチョコレートを、無駄にする気か。
こいつは、湯煎というものを分かっていない。
何となくのイメージで料理作ってるだろ。
才能のある人なら、何となくのイメージで料理作って、それなりに美味しいものが出来上がる人もいるが。
お前みたいなぶきっちょが、イメージで料理を作ったらどうなるか。
前回出来上がったものを、思い出してみろ。
あれの再来。
俺が監督しているからには、絶対あんなものを錬成させたりはしない。
「?違うの?」
「違う。湯煎っていうのはな、こうして、お湯の上にボウルを浮かべて…」
刻んだチョコレートを耐熱ボウルに入れ、熱いお湯を張ったバットの上に浮かべた。
よし。
「こうして、お湯の熱でゆっくり、間接的に溶かすんだ。ゴムべらで混ぜながらな」
「…?何でそんなことするの?普通に燃やして溶かせば良いのに」
お前の場合、溶かすと言うより、炭化させてただろ。
そうじゃないんだよ。
皆も思うよな。こんなのレンジでチンすれば溶けるのに、何でこんな面倒臭い方法で溶かさなきゃならないんだ、って。
大抵の手作りチョコレートのレシピは、湯煎で溶かしましょう、って書いてあるもんな。
お湯張ってボウル乗せて、お湯が冷めたらまた温め直して〜、とか。
面倒臭いよな。それは分かる。その気持ちは。
でもな、駄目なんだよ。
レシピに湯煎しろって書いてあるからには、それ相応の理由があるんだ。
湯煎して溶かさなければ、美味しく出来ないという理由が。
「良いか?ベリクリーデ。湯煎で溶かすと、チョコレートがダマにならずに、なめらかに溶けるんだ。風味も良くなるんだよ」
「…ふーん…」
「だから、ここは丁寧にやらないといけないんだ。お菓子作りってのはそういうもんだよ。面倒臭い手間を惜しまず、きちんとやったら、相応のものが出来るんだ」
よく、手抜きレシピ、とか。
簡単時短レシピ、とかあるけど。
ことさら菓子作りにおいては、そういう手抜きレシピは、俺は推奨しない。
そりゃあ、手を抜いても、それなりに美味しいものは出来るが。
やっぱり、きちんと裏ごしして、きちんと時間をかけてじっくり焼いて、と。
昔ながらの、面倒臭いやり方でやった方が。
簡単レシピより、美味しいものが出来上がる。
かけた手間暇は、決して裏切らないって訳だ。
あ、これあくまで俺の持論だから。文句ある人は従う必要ないぞ。
とにかく、今は俺の主導のもと、調理を進めているので。
あくまで、俺のやり方でやってもらうぞ。
「ほら、少しずつ溶けてきただろ?」
「ほんとだ。面白いね」
ベリクリーデに、ゴムべらを渡してやると。
粘土か何かでも与えられた子供のように。
くちゃくちゃと、楽しそうにボウルの中のチョコレートを混ぜていた。
よし。それで良い。


