神殺しのクロノスタシス3

ことごとく予想の斜め上を行っていて、頭が痛くなるが。

とりあえず、大量のボールは、後で返しに行くとして。

他にツッコミどころは。

「金属バットとゴルフクラブは何だ?」

ボールを用意したから、打つものも用意したってか?

そういう気遣いは要らないんだが。

「?だって、ジュリスがバットを用意しろってメモに書いてたよ?」

「あー成程分かった分かった、ボウルと同じ理論な、はいはい」

聞かなくても理解した。

料理用のバットと、スポーツ用のバットを混同したのな、はいはい。

一応言っとくが、ゴルフクラブはバットではないぞ。

「…しかも、棍棒まで混じってるし…。こんなの球技では使わんだろ…」

武器じゃん。

とにかく、長物なら何でも良いと思ったんだな。

それから。

「…一応調理器具ではあるが、これらは何でこんなに用意したんだ?」

俺は、ミキサー、ハンドミキサー、フードプロセッサーを始め。

電気圧力鍋、電気ケトル、バーナー、オーブントースター、ホットプレート、ヨーグルトメーカー、ホームベーカリー等。

家庭にあれば便利だけど、およそチョコ作りには必要なさそうなものが、山のように用意されている。

これは何なんだ?

圧力鍋とヨーグルトメーカーは要らんだろ、どう考えても。

他も大概だけどな。

ホームベーカリーも要ら…いや、チョコパン食べたかったのかもしれん。

作らないけどな。

「備えあれば憂いなしだ、ってジュリスが言ってたから」

俺のせいなのかよ。

備え過ぎて逆に憂うわ。

「こんなに必要ねぇ。撤去だ」

「えー。折角出したのに」

その惜しまない手間だけは褒めるが、必要ないものは必要ない。

まぁ、ハンドミキサーくらいは許容範囲。

あとは、全部片付けだ。

何で、まだ作ってもないのに片付けなきゃならないんだよ。