調理台の上には、山のような調理器具が並んでいた。
ミキサー、ハンドミキサー、フードプロセッサー、泡立て器にザル、秤などは勿論のこと。
それどころか。
何処の牛を屠殺するつもりなのか、屠殺用のフックやワイヤー、ゴツい肉切り包丁まで。
何故か、バレーボールやバスケットボール、ラグビーボール、ゴルフボールに加え。
木製バット、金属バット、ゴルフクラブ、巨大な棍棒なんかも用意してあった。
…?
俺、チョコ作りするから道具用意しといてくれ、ってメモ渡したよな。
俺がメモに書いたのは、
ボウル、バット、ゴムべら、濾し器、秤、泡立て器。
これだけなんだが?
運動会か何かでも始めんの?
およそ調理室に必要ないものが、大量に用意されている。
俺の知ってるチョコ作りと違う。
俺が呆然と立ち尽くしていると、ベリクリーデは、何を勘違いしたか。
「私、ちゃんと用意したよ。頑張ったでしょ?」
謎のドヤ顔。
意味の分からないものを収集してこい、と命じた結果がこれなら、ドヤ顔しても良いけど。
俺の渡したメモ、何の役にも立ってない。
とりあえず。
「…ベリクリーデ」
「なぁに?」
ツッコみたいところは、山のようにあるが。
まず一つずつ潰していこうか。
「誰が肉を屠殺するって言った?何で屠殺用の道具があるんだ」
「チョコにお肉入れたら、美味しいかなって思って」
成程。
ベリクリーデなりに、チョコレートに隠し味を入れたかった訳だな。
まぁ世界は広いから、中には、「肉入りチョコうめぇ!」って思う奴もいるかもしれん。
しかし。
俺は冗談じゃねぇ。
誰が食うか。
しかも、せめて普通のパック入りの肉買ってこいよ。
何で、丸々一匹屠殺する気満々で用意してんだよ。
この隊舎で出来ることじゃねーだろ。
「悪いが、それは使わん。撤去だ」
「えー」
「えーじゃねぇ。撤去しろ」
「うん、分かった」
とりあえず、物騒な器具は片付けさせた。
しかし、まだまだ奇天烈なものは大量に残っている。
まず気になるのは、この、運動会でもすんのかと思うほどの、大量のボール。
バレーボール、バスケットボール、ラグビー、ゴルフ、野球、卓球、何でも出来そうなくらい、各種球技のボールが揃っている。
これは何なんだ。
「このボールの山は何なんだ?」
「え?だって、ジュリスが用意しろって」
「俺がいつスポーツするって言ったよ?俺は料理をするって言ったんだぞ」
「うん。だからおかしいなぁって思ったけど、でもジュリスがメモに、ボールって書いてたから」
ボール…。
…。
…分かってしまった。
彼女が何を考えて、こんなものを用意したのか分かった。
俺は、料理用の「ボウル」を用意して欲しかったんだがな。
ベリクリーデは、スポーツで使う「ボール」を用意してしまった訳だ。
しかも、ボールの方がめちゃくちゃ種類多いから、余計に。
分かるよ。うん。発音一緒だもんな。紛らわしいよな。
あれだ、ほら。
バレーボールのバレーと、踊る方のバレエの区別がつきにくいのと一緒。
だからって、調理で使うと分かっていながら、まさかスポーツのボールを用意するとは思わなかったよ。
ミキサー、ハンドミキサー、フードプロセッサー、泡立て器にザル、秤などは勿論のこと。
それどころか。
何処の牛を屠殺するつもりなのか、屠殺用のフックやワイヤー、ゴツい肉切り包丁まで。
何故か、バレーボールやバスケットボール、ラグビーボール、ゴルフボールに加え。
木製バット、金属バット、ゴルフクラブ、巨大な棍棒なんかも用意してあった。
…?
俺、チョコ作りするから道具用意しといてくれ、ってメモ渡したよな。
俺がメモに書いたのは、
ボウル、バット、ゴムべら、濾し器、秤、泡立て器。
これだけなんだが?
運動会か何かでも始めんの?
およそ調理室に必要ないものが、大量に用意されている。
俺の知ってるチョコ作りと違う。
俺が呆然と立ち尽くしていると、ベリクリーデは、何を勘違いしたか。
「私、ちゃんと用意したよ。頑張ったでしょ?」
謎のドヤ顔。
意味の分からないものを収集してこい、と命じた結果がこれなら、ドヤ顔しても良いけど。
俺の渡したメモ、何の役にも立ってない。
とりあえず。
「…ベリクリーデ」
「なぁに?」
ツッコみたいところは、山のようにあるが。
まず一つずつ潰していこうか。
「誰が肉を屠殺するって言った?何で屠殺用の道具があるんだ」
「チョコにお肉入れたら、美味しいかなって思って」
成程。
ベリクリーデなりに、チョコレートに隠し味を入れたかった訳だな。
まぁ世界は広いから、中には、「肉入りチョコうめぇ!」って思う奴もいるかもしれん。
しかし。
俺は冗談じゃねぇ。
誰が食うか。
しかも、せめて普通のパック入りの肉買ってこいよ。
何で、丸々一匹屠殺する気満々で用意してんだよ。
この隊舎で出来ることじゃねーだろ。
「悪いが、それは使わん。撤去だ」
「えー」
「えーじゃねぇ。撤去しろ」
「うん、分かった」
とりあえず、物騒な器具は片付けさせた。
しかし、まだまだ奇天烈なものは大量に残っている。
まず気になるのは、この、運動会でもすんのかと思うほどの、大量のボール。
バレーボール、バスケットボール、ラグビー、ゴルフ、野球、卓球、何でも出来そうなくらい、各種球技のボールが揃っている。
これは何なんだ。
「このボールの山は何なんだ?」
「え?だって、ジュリスが用意しろって」
「俺がいつスポーツするって言ったよ?俺は料理をするって言ったんだぞ」
「うん。だからおかしいなぁって思ったけど、でもジュリスがメモに、ボールって書いてたから」
ボール…。
…。
…分かってしまった。
彼女が何を考えて、こんなものを用意したのか分かった。
俺は、料理用の「ボウル」を用意して欲しかったんだがな。
ベリクリーデは、スポーツで使う「ボール」を用意してしまった訳だ。
しかも、ボールの方がめちゃくちゃ種類多いから、余計に。
分かるよ。うん。発音一緒だもんな。紛らわしいよな。
あれだ、ほら。
バレーボールのバレーと、踊る方のバレエの区別がつきにくいのと一緒。
だからって、調理で使うと分かっていながら、まさかスポーツのボールを用意するとは思わなかったよ。


