神殺しのクロノスタシス3

そんな経緯で。

俺はベリクリーデと共に、一緒にバレンタインチョコを作ることになった。

…何が嬉しくて。

何度も言うが、今9月だし。

色々間違ってる気はするが、もう気にしないでおこう。

放っといたら、また調理室で爆発事件起こしかねんし。

ちなみに。

材料の買い出しに当たって、ベリクリーデは無邪気にも、

「私が行ってくる〜」とか何とか抜かしていたので。

全力で止めた。

こいつに買い出しに行かせたら、チョコレートの材料ひと…っつも買ってこないのは目に見えている。

コーヒー豆買ってくる時点でお察し。

「でも、何もせずに待ってるの?」と謎に不満げなベリクリーデに。

「じゃあ、調理器具だけ出しといてくれ」と頼んでおいた。

まぁ、調理器具くらいなら、例え変なもの出したとしても。

はいはいこれ要らないからな、と片付ければ良いだけの話だし。

こういう輩は、何もさせないで余計なことをされるよりも。

何か凄く簡単なことをさせて、暇な時間を作らせない方が良い。

アホが暇を持て余すと、アホなことをするからな。

余計なことを考え出す前に、簡単なお手伝いをやらせておく方が良い。

これ、人事の知恵な。

そんな訳で。

チョコレート作りの材料を、俺が調達しに行き。

「買ってきたぞ、ベリクリー…デ…」

買い出しを済ませて、調理室に戻ってきてみると。

「あ、ジュリスお帰りー」

あまりに予想以上のものが待っていて、俺は思わず、買い物袋を落とすところだった。