「要らねぇよ」
「!」
何だ。
その、「ガーン!」みたいな顔は。
受け取ってもらえると思ったのか。このチョコレートと言う名の消し炭を。
「何で?」
「何でじゃねぇよ。お前、自分の身になって考えてみろ」
自分が仮にもし、男だったとして。
「こんな消し炭もらって、お前は嬉しいか。喜んで食べようとするか?」
「…うん」
食べるのかよ。
そりゃ済みませんでしたね。
でも俺は食べない。命が惜しいからな。
生まれてこの方、母親以外の女性からチョコレートをもらったことがない非モテ男でも、これは食わねぇよ。
炭食ってるのと同じだもん。
「そっか…。ジュリス、チョコ嫌いなんだ…」
決してそういう訳ではない。
俺はただ、炭を食うのが嫌なだけだ。
「別にチョコ嫌いな訳じゃなくて…」
「じゃあ私のことが嫌い?」
「…何でそうなんの?」
「だって、チョコは好きなのに、私の作ったチョコは食べたくないって言うから」
いや、だからチョコが嫌いとか、お前が嫌いとか、そういうことじゃないんだよ。
俺はただ、炭を食べたくないだけで。
「ジュリスに嫌われちゃった…」
おい、しょぼんとすんなよ。
俺が泣かせたみたいじゃないか。泣いてはないけど。
「分かった。分かったベリクリーデ」
「何…?」
「一緒に作ろう。な?もう一回、今度は一緒に作れば、これよりもっと良いものが出来るぞ」
「…」
ぱぁぁ、と明るい顔になるベリクリーデ。
ほっ。
我ながら、面倒なことを提案してしまったものだが。
目の前で女に泣かれる(泣いてはないけど)よりは、ずっとマシだ。
「!」
何だ。
その、「ガーン!」みたいな顔は。
受け取ってもらえると思ったのか。このチョコレートと言う名の消し炭を。
「何で?」
「何でじゃねぇよ。お前、自分の身になって考えてみろ」
自分が仮にもし、男だったとして。
「こんな消し炭もらって、お前は嬉しいか。喜んで食べようとするか?」
「…うん」
食べるのかよ。
そりゃ済みませんでしたね。
でも俺は食べない。命が惜しいからな。
生まれてこの方、母親以外の女性からチョコレートをもらったことがない非モテ男でも、これは食わねぇよ。
炭食ってるのと同じだもん。
「そっか…。ジュリス、チョコ嫌いなんだ…」
決してそういう訳ではない。
俺はただ、炭を食うのが嫌なだけだ。
「別にチョコ嫌いな訳じゃなくて…」
「じゃあ私のことが嫌い?」
「…何でそうなんの?」
「だって、チョコは好きなのに、私の作ったチョコは食べたくないって言うから」
いや、だからチョコが嫌いとか、お前が嫌いとか、そういうことじゃないんだよ。
俺はただ、炭を食べたくないだけで。
「ジュリスに嫌われちゃった…」
おい、しょぼんとすんなよ。
俺が泣かせたみたいじゃないか。泣いてはないけど。
「分かった。分かったベリクリーデ」
「何…?」
「一緒に作ろう。な?もう一回、今度は一緒に作れば、これよりもっと良いものが出来るぞ」
「…」
ぱぁぁ、と明るい顔になるベリクリーデ。
ほっ。
我ながら、面倒なことを提案してしまったものだが。
目の前で女に泣かれる(泣いてはないけど)よりは、ずっとマシだ。


