この超弩級のアホに、言いたいことは山程あるが。
まず、一番に言いたいのは。
「…ベリクリーデ」
「何?」
「食材に謝れ」
こんな得体の知れない消し炭に錬成される為に、生まれてきたんじゃないぞ。
この食材達は。
食べ物を無駄にするとは、なんたる冒涜。
「ごめんなさい」
宜しい。
何が悪いかよく分かってなさそうな顔だが、謝ったので許そう。
で、次。
「隊舎の中にいた、他の魔導師達に謝れ」
得体の知れない異臭騒ぎと、炎魔法で延焼したであろう調理室。
このまま隊舎が燃えるんじゃないかと、彼らは肝を冷やしたことだろう。
実際、このままじゃヤバいと判断したからこそ、俺に助けを求めてきたんだろうし。
彼らの心配と不安を返せ。気の毒な。
「ごめんなさい」
宜しい。
やっぱり何が悪いのか分かってなさそうな顔だが、謝ったので許そう。
で、最後に。
「俺に謝れ」
敵襲か、と思って急いで駆けつけたら。
この得体の知れない消し炭を見せられ。
しかも、それを危うく食べさせられそうになった被害者である、俺に謝れ。
「ごめんなさい」
宜しい。
いや宜しくはねぇけど。
だって、全然何が悪いのか分かってなさそうな顔してんだもん。
実際何が悪いのか、分かってないんだろうな。
「お前は何がしたかったんだ?」
「ジュリスにバレンタインチョコをあげようと思ったの」
あぁ。
さっき言ってたな、そんなこと。
「何でまた、そんないきなり…」
「女の子の魔導師さん達が、喋ってたの。バレンタインチョコの予約が〜って」
…はぁ。
まだ9月なのに?
まぁ、そこは置いておこう。
9月だろうと何月だろうと、早い店なら今から予約しておかないと、手に入らないのだろう。
そんな名店があるのか?
シルナ・エインリーが好きそうだな。
「で、バレンタインっていうのが、よく分かんなかったから」
「…」
「バレンタインって何って聞いたら、好きな男の人やお世話になった人に、チョコレートをあげる日だって言うから」
「…」
「作った」
ドヤ、みたいな顔して言うな。
消し炭でドヤるな。
あのなぁ、その女の子達さぁ…。肝心な、バレンタインデーが何月何日なのかも、教えておいてやってくれよ…。
いや、だからって2月にこれ渡されても、消し炭は消し炭だが。
それに、もしかしたらその女の子達も、バレンタインは2月ですよ、って教えたのかもしれない。
ベリクリーデが覚えてないだけで。
アホだからな、基本。こいつは。
「そういうことだから、ジュリス」
「あ?」
「はい、チョコあげる」
「…」
何回見たところで。
それはチョコではなく、食材を全て炭化させた、消し炭でしかないよ。
そもそもコーヒー豆ぶち込んでる時点で、チョコの要素一つもない。
まず、一番に言いたいのは。
「…ベリクリーデ」
「何?」
「食材に謝れ」
こんな得体の知れない消し炭に錬成される為に、生まれてきたんじゃないぞ。
この食材達は。
食べ物を無駄にするとは、なんたる冒涜。
「ごめんなさい」
宜しい。
何が悪いかよく分かってなさそうな顔だが、謝ったので許そう。
で、次。
「隊舎の中にいた、他の魔導師達に謝れ」
得体の知れない異臭騒ぎと、炎魔法で延焼したであろう調理室。
このまま隊舎が燃えるんじゃないかと、彼らは肝を冷やしたことだろう。
実際、このままじゃヤバいと判断したからこそ、俺に助けを求めてきたんだろうし。
彼らの心配と不安を返せ。気の毒な。
「ごめんなさい」
宜しい。
やっぱり何が悪いのか分かってなさそうな顔だが、謝ったので許そう。
で、最後に。
「俺に謝れ」
敵襲か、と思って急いで駆けつけたら。
この得体の知れない消し炭を見せられ。
しかも、それを危うく食べさせられそうになった被害者である、俺に謝れ。
「ごめんなさい」
宜しい。
いや宜しくはねぇけど。
だって、全然何が悪いのか分かってなさそうな顔してんだもん。
実際何が悪いのか、分かってないんだろうな。
「お前は何がしたかったんだ?」
「ジュリスにバレンタインチョコをあげようと思ったの」
あぁ。
さっき言ってたな、そんなこと。
「何でまた、そんないきなり…」
「女の子の魔導師さん達が、喋ってたの。バレンタインチョコの予約が〜って」
…はぁ。
まだ9月なのに?
まぁ、そこは置いておこう。
9月だろうと何月だろうと、早い店なら今から予約しておかないと、手に入らないのだろう。
そんな名店があるのか?
シルナ・エインリーが好きそうだな。
「で、バレンタインっていうのが、よく分かんなかったから」
「…」
「バレンタインって何って聞いたら、好きな男の人やお世話になった人に、チョコレートをあげる日だって言うから」
「…」
「作った」
ドヤ、みたいな顔して言うな。
消し炭でドヤるな。
あのなぁ、その女の子達さぁ…。肝心な、バレンタインデーが何月何日なのかも、教えておいてやってくれよ…。
いや、だからって2月にこれ渡されても、消し炭は消し炭だが。
それに、もしかしたらその女の子達も、バレンタインは2月ですよ、って教えたのかもしれない。
ベリクリーデが覚えてないだけで。
アホだからな、基本。こいつは。
「そういうことだから、ジュリス」
「あ?」
「はい、チョコあげる」
「…」
何回見たところで。
それはチョコではなく、食材を全て炭化させた、消し炭でしかないよ。
そもそもコーヒー豆ぶち込んでる時点で、チョコの要素一つもない。


