さて。
前置きも終わったことですし、登場人物解説しましょうか。
…え?今のが前置き?って思ったそこのあなた。
さては、桜崎読者新規様だな?
そうだ、今のは前置きだ。
私のあとがきは、作品の中で登場人物を、一人一人解説していくのが恒例。
故に長い!ので無視してもらっても全然OK!
そもそもこれ、続編モノだしな!
今更解説することがない!
野いちごさんに引っ越して、初めての作品なので。
本当は続編モノじゃなくて、オリジナルを投稿したかったんですが。
ちょっと色々な諸事情により、それが出来なかったので。
あとがきで今更、って思われるかもしれませんが。
ここで改めて、新規さんは勿論、モバスペ時代からお付き合い頂いている歴戦の桜崎読者様の為にも。
そして、私がクロノスタシスシリーズを整理する為にも。
一人ずつ、クロノスタシスシリーズの登場人物をプロフィール形式で、紹介していこうかなと思います。
登場人物多くなってきたしなー、クロノスタシス。
じゃ行きますね。
まず一人目。
主人公、羽久(はつね)・グラスフィア。
イーニシュフェルト魔導学院教員兼、聖魔騎士団魔導部隊特務隊長。
多重人格者二十音が作り出した多くの人格の中で、もっとも安定した人格。
なので、出現している時間が一番多いのも羽久。
性別は男。
得意な魔法は時魔法。
担当してる授業も時魔法。
主に、シルナのツッコミ役。
学院教師陣の中で、多分一番まとも。
多重人格者であり、長い間、どの人格が己の肉体のオリジナルなのか分からず、苦悩していたが。
読心魔法使いナジュによって、羽久はオリジナル人格から派生した人格、つまりオリジナル人格でないことが判明する。
が、もっとも安定した人格故に、実質羽久がオリジナルみたいなもん。
いつ羽久が生まれたのかは不明。
魔力量★★★★★
ステータスは以上。
今回の、クロノスタシスⅢでの活躍は…どうでしたかね。
ナジュとか令月とかすぐりとか、周り、キャラ濃い人間が増えたので。
自然と、羽久が常識人みたいになってますね。
今までの羽久が、まるで常識人じゃなかったみたいな言い方。
いや、割と常識人だったはずなんですけどね。
某エロマフィアの主人公と違って、キャラが薄いってだけで。
自分の中にレーヴァテインという、シルナに敵対する人格を、みすみす生み出してしまったことに、多少なりとも罪悪感を感じてると思います。
羽久はなんにも悪くないんですけどね。
前作のⅡで、「オリジナルは自分じゃない」とハッキリ突きつけられて、若干引け目を感じてそう。
そんなことないよー。常時二十音が出てたら、学院崩壊するもん。
もっと自分に自信持って!って言いたい。
今回のⅢでは、シルナVSヴァルシーナ、羽久VSレーヴァテイン、という構図がしっかり出来ていたので。
お互い、それぞれに因縁を持つ相手と対峙する、って分かりやすく描けて、それは良かった。
思いつきなんですけどね。
「羽久って色んな人格ないるんだから、シルナに敵対する人格が出てもおかしくないのでは?」という、ふとした思いつき。
それと、イーニシュフェルト魔導学院の元暗殺者組。
令月とすぐりに関してですが、この二人に対しては、シルナより羽久の方が、気にかけてます。
本人は無意識です。
羽久自身に、子供時代ってものがなかったので(二十音の派生人格だからね)、余計子供らしからぬ令月達が、気になるのかもしれませんね。
…今考えました。
羽久に関しては以上。
次は、羽久のオリジナル人格について解説しますね。
二十音(はつね)・グラスフィア。
羽久のオリジナル、つまり元々生まれたときに持っていた人格。
生まれながらに、魔力の化け物みたいな存在だったので、座敷牢に閉じ込められていたところを、シルナが救出。
何のかんのあって、邪神(禍なる者、要するに悪の神様)を身体に宿している。
が、普段は『聖宝具』というチートアイテムで力を抑えているので、神様が出てくることは滅多にない。
羽久の百倍は強い。特に時魔法がチート級に強い。
その代償か、精神年齢が大変幼く、自分を座敷牢から助けてくれたシルナに心酔しており、シルナ以外の人間の言うことは聞かない。
体内に神を宿し、更に自身の精神年齢の幼さを安定させる為、羽久以下、様々な人格を作り出す。
基本的に、シルナがピンチのとき、自分がシルナに甘えたいとき以外は出てこない。
魔力量★★★★★★(★)
二十音に関しては以上。
ちなみに二十音が作った人格には、他にも色々。
女性人格が二人、名前は未来(みらい)とステラ。
前者は回復魔法しか使えず、後者は魔導適性がなく、弓を使う弓兵。という設定。
自分が二十音・グラスフィアの人格の一つだということに気づいてない、サナキという人格もいる。
とはいえ、基本的に羽久と二十音以外の人格が出てくることは、滅多にない(作者の都合上)。
二十音に関しては以上。
次、第二主人公。
シルナ・エインリー。
年齢不詳。おっさん。
出身地は、イーニシュフェルトの里(現在のルーデュニア聖王国)。
イーニシュフェルト魔導学院学院長兼、聖魔騎士団魔導部隊名誉顧問。
神殺しの魔法(周囲の人間の魔力を吸い取って、神を封じ込める魔法)の使い手。
普段は明るく、誰にでも慕われる優しい性格だが。
殺さなければならないはずの二十音を愛してしまったが為に、二十音(邪神)を守ることを選択し。
邪神と対をなす、聖なる神と敵対する背信者。
おまけに、二十音(邪神)を守る為なら、イーニシュフェルトの里の一族の悲願も、自分の教え子達も、二十音を守る犠牲にすることも厭わない、暗い部分も持っている。
実はルーデュニア聖王国の建国も、イーニシュフェルト魔導学院の創立も、二十音を守る駒を増やす為に、裏から手を回しているという周到さ。
そういう意味では、シルナも二重人格。
とはいえ、それ以外のときは、人望の厚い優しい学院長。
超がつく甘党。特にチョコレートに目がない。
得意魔法は、分身魔法、その他陰湿な魔法全般。
魔力量★★★★★★
えー、それで、今作のシルナの活躍についてですが。
見事に、以前見逃したヴァルシーナが、またしても厄介な敵となって舞い戻ってきてる。
でも、ヴァルシーナを殺せない、そのシルナの気持ちも分かる。
冷徹な振りをしていても、やっぱり、世界でたった一人の同胞を殺すことは、躊躇われるんでしょうね。
しかも、今回も見逃してるし。
と言うか、シルナがヴァルシーナを殺さないのは、多分。
ヴァルシーナ単体だったら、自分一人の力でどうとでも出来る、という余裕があることも起因しています。
もし本当に、ヴァルシーナが羽久(と言うか二十音)の命を脅かすことがあったら。
そのときは、躊躇いなくヴァルシーナを手に掛けると思います。
だからその日までは、ヴァルシーナに対しては舐めプなんじゃないかな。
明らかに見下げてましたもんね。シルナらしからぬ態度で。
「君より、私の方が優秀だから」って。
まぁそうなんだけど、大人気ないぞ。
…ちなみに、ですが。
イーニシュフェルトの里で研究されていた魔法は、シルナも精通しているので。
読心魔法対策の、心に仮面を被ることと。
それと、ヴァルシーナが使ってた洗脳魔法。
実は、シルナも出来ます。
出来るけど、やらないだけです。
陰湿な魔法において、シルナに勝てる者は現状、いません。
しかし、シルナの分身魔法。
大抵昆虫に偏ってますが、桜崎は昆虫が大の苦手(昆虫好きな人ごめんなさい)。
なので、シルナの分身何にしようかな、とグロ虫を検索する度、画像が出てきて「ひぇっ」ってなってます。
シルナオオカマキリでも無理。
シルナよ、私の前に分身送るときは、昆虫以外の姿で頼む。
今度はどんな分身になるのかなぁ。
シルナ以上。
次、イレース・クローリア。
元々、学院には羽久とシルナ(と、シルナの分身)しかいなかったのだが、色々あって三人目の教師に仲間入り。
イーニシュフェルト魔導学院教師陣の紅一点。
元ラミッドフルス魔導学院の鬼教官。
体罰も暴言も当たり前の教師だったが、シルナ達との出会いで、これでもだいぶ丸くなった。
非常に真面目な性格。文房具に例えたら間違いなく定規。
イーニシュフェルト魔導学院では、これまでシルナ分身が杜撰に行っていた事務仕事を担当。
及び、各基礎魔導理論の授業も担当。多忙。
とはいえ、忙しくしていないとむしろ落ち着かないタイプなので、大抵のことは進んでやる。
得意魔法は雷魔法。実はあまり使わないけど、五大基礎魔法(炎、水、氷、雷、風)全般得意だったりする。
魔力量★★★★★
ステータスは以上。
で、今作のイレースは…何してましたっけ。
学院の懐事情の管理と、あとは雷魔法ぶっ放していた印象しかないが。
何気に一人で『終日組』の暗殺者を圧倒しているので、結構強いですよね。
彼女みたいにしっかりした人が、一人いてくれたら随分助かるだろうなぁ。
ちょっと言葉がキツいときがありますが、それは鬼教官時代の名残です。
これでも丸くなったんだよ。
毎月学院に請求書が届く度、シルナの菓子代に苛ついてるかと思うと、気の毒。
イレースちゃんは以上。語ること少なくてごめんね。
次、ナジュ君。
フルネームは、ルーチェス・ナジュ・アンブローシア。
前世の名前は、ルーチェス・アンブローシア。(彼の前世に関しては、エロマフィアシリーズを参照)。
年齢不詳、出身地不明。
幼い頃、恋仲だった『冥界の女王』と呼ばれる魔物、リリスと融合し、不死身の身体になる。
融合したことによって、リリスに会うことが出来なくなり、また死ぬことも出来なくなった為、精神崩壊。
死ぬことによってあの世でリリスに再会する為に、色んな狂ったことをやらかす。
その頃の異名、『殺戮の堕天使』。格好良い。
が、シルナのお陰で、自分の精神世界でリリスと再会したことによって、改心。イーニシュフェルト魔導学院の教師に仲間入りする。
不死身の身体を活かして、よく味方を守る為の盾になる。その度に怒られる。
(前世の師匠の影響で)目立ちたがりなので、シルナを差し置いて、学院で一番人気のイケメンカリスマ教師を目指している。
担当科目は、風魔法、及び実技授業全般。
また、生まれつき読心魔法という、相手の心を読む特殊な魔法を使える。悪癖。
得意魔法は、読心魔法と風魔法。
魔力量★★★★(限りなく5に近い星4)
ステータスは以上。
こう見ると、他の教師陣と比べると、魔力控えめなのね。
控えめでも星4つあるのな。
今作のナジュは…結構暴走してたなぁ。
読心魔法の欠点、目を閉じられてたら読めない、ってところまでは、Ⅱのあとがきでも言ったんですが。
まぁ、読心術使いあるあるですよね。
複数人の読心をして、脳内キャパオーバーで精神崩壊、って。
あるあるか?
あのナジュのくだり、あんなに長くするつもりはなかったのに、あんなに長くなったのは。
ナジュ君が、私のお気に入りキャラだからです。
君が、まだルーチェスだった頃から好きだよ。
段々と、言動が前世の師匠と同じようになってるのが、あぁ前世の遺伝子受け継いでるなぁって。
言うこととやることが、もうほぼルレイアだもん。
だからって、自分からミンチになるのはやめよう。
ナジュについては以上!
次、天音君。
フルネームは、天音・オルティス・グランディエ。豪華。
年齢不詳。多分ナジュよりは歳上。
イーニシュフェルト魔導学院の養護教員。及び、回復魔法、光魔法の授業を担当。
ルーデュニアに来るまでは、得意の回復魔法を活かして、人々を助ける為に流浪の旅をしていたが。
とある村で、狂っていた頃のナジュに襲われ、村人を虐殺され、自身もあわや殺されかける。
ナジュへの復讐の為、ルーデュニアにやって来る。
色々あってナジュとは和解。
その後、聖魔騎士団に所属していたが、『アメノミコト』との一件で、学院の警備強化の為にイーニシュフェルト魔導学院に赴任。
性格は穏やか、温和な平和主義者。
だが、実は回復魔法を極める前は、超強い剣豪だったという設定を、今回ようやく公開出来て、作者的には満足。
天音君、前作クロノスタシスⅡで、あまり活躍させてあげられなかったので、余計に。
折角、イーニシュフェルト魔導学院に来たからには、これくらいの秘めたる才能がなくてはとの、作者の計らいでもある。
魔力量★★★★★(限りなく6に近い星5)
ステータスは以上。
天音はな…前述の通り、Ⅱで活躍の機会がなかったので、ちょっと活躍させてあげようかなと。
Ⅱの時点で、天音君、学院で保健室の先生になるのどうだろう?って考えてましたからね。言ってませんでした?私。なんか言ってた記憶があるような。
『アメノミコト』の暗殺者は、基本毒使いなので、天音君大活躍。
シルナの出番、なし。
そんなシルナが、イレースやナジュになじられる度、優しく慰めてあげる良い人。
以上、イーニシュフェルト魔導学院教師陣の紹介でした。
前置きも終わったことですし、登場人物解説しましょうか。
…え?今のが前置き?って思ったそこのあなた。
さては、桜崎読者新規様だな?
そうだ、今のは前置きだ。
私のあとがきは、作品の中で登場人物を、一人一人解説していくのが恒例。
故に長い!ので無視してもらっても全然OK!
そもそもこれ、続編モノだしな!
今更解説することがない!
野いちごさんに引っ越して、初めての作品なので。
本当は続編モノじゃなくて、オリジナルを投稿したかったんですが。
ちょっと色々な諸事情により、それが出来なかったので。
あとがきで今更、って思われるかもしれませんが。
ここで改めて、新規さんは勿論、モバスペ時代からお付き合い頂いている歴戦の桜崎読者様の為にも。
そして、私がクロノスタシスシリーズを整理する為にも。
一人ずつ、クロノスタシスシリーズの登場人物をプロフィール形式で、紹介していこうかなと思います。
登場人物多くなってきたしなー、クロノスタシス。
じゃ行きますね。
まず一人目。
主人公、羽久(はつね)・グラスフィア。
イーニシュフェルト魔導学院教員兼、聖魔騎士団魔導部隊特務隊長。
多重人格者二十音が作り出した多くの人格の中で、もっとも安定した人格。
なので、出現している時間が一番多いのも羽久。
性別は男。
得意な魔法は時魔法。
担当してる授業も時魔法。
主に、シルナのツッコミ役。
学院教師陣の中で、多分一番まとも。
多重人格者であり、長い間、どの人格が己の肉体のオリジナルなのか分からず、苦悩していたが。
読心魔法使いナジュによって、羽久はオリジナル人格から派生した人格、つまりオリジナル人格でないことが判明する。
が、もっとも安定した人格故に、実質羽久がオリジナルみたいなもん。
いつ羽久が生まれたのかは不明。
魔力量★★★★★
ステータスは以上。
今回の、クロノスタシスⅢでの活躍は…どうでしたかね。
ナジュとか令月とかすぐりとか、周り、キャラ濃い人間が増えたので。
自然と、羽久が常識人みたいになってますね。
今までの羽久が、まるで常識人じゃなかったみたいな言い方。
いや、割と常識人だったはずなんですけどね。
某エロマフィアの主人公と違って、キャラが薄いってだけで。
自分の中にレーヴァテインという、シルナに敵対する人格を、みすみす生み出してしまったことに、多少なりとも罪悪感を感じてると思います。
羽久はなんにも悪くないんですけどね。
前作のⅡで、「オリジナルは自分じゃない」とハッキリ突きつけられて、若干引け目を感じてそう。
そんなことないよー。常時二十音が出てたら、学院崩壊するもん。
もっと自分に自信持って!って言いたい。
今回のⅢでは、シルナVSヴァルシーナ、羽久VSレーヴァテイン、という構図がしっかり出来ていたので。
お互い、それぞれに因縁を持つ相手と対峙する、って分かりやすく描けて、それは良かった。
思いつきなんですけどね。
「羽久って色んな人格ないるんだから、シルナに敵対する人格が出てもおかしくないのでは?」という、ふとした思いつき。
それと、イーニシュフェルト魔導学院の元暗殺者組。
令月とすぐりに関してですが、この二人に対しては、シルナより羽久の方が、気にかけてます。
本人は無意識です。
羽久自身に、子供時代ってものがなかったので(二十音の派生人格だからね)、余計子供らしからぬ令月達が、気になるのかもしれませんね。
…今考えました。
羽久に関しては以上。
次は、羽久のオリジナル人格について解説しますね。
二十音(はつね)・グラスフィア。
羽久のオリジナル、つまり元々生まれたときに持っていた人格。
生まれながらに、魔力の化け物みたいな存在だったので、座敷牢に閉じ込められていたところを、シルナが救出。
何のかんのあって、邪神(禍なる者、要するに悪の神様)を身体に宿している。
が、普段は『聖宝具』というチートアイテムで力を抑えているので、神様が出てくることは滅多にない。
羽久の百倍は強い。特に時魔法がチート級に強い。
その代償か、精神年齢が大変幼く、自分を座敷牢から助けてくれたシルナに心酔しており、シルナ以外の人間の言うことは聞かない。
体内に神を宿し、更に自身の精神年齢の幼さを安定させる為、羽久以下、様々な人格を作り出す。
基本的に、シルナがピンチのとき、自分がシルナに甘えたいとき以外は出てこない。
魔力量★★★★★★(★)
二十音に関しては以上。
ちなみに二十音が作った人格には、他にも色々。
女性人格が二人、名前は未来(みらい)とステラ。
前者は回復魔法しか使えず、後者は魔導適性がなく、弓を使う弓兵。という設定。
自分が二十音・グラスフィアの人格の一つだということに気づいてない、サナキという人格もいる。
とはいえ、基本的に羽久と二十音以外の人格が出てくることは、滅多にない(作者の都合上)。
二十音に関しては以上。
次、第二主人公。
シルナ・エインリー。
年齢不詳。おっさん。
出身地は、イーニシュフェルトの里(現在のルーデュニア聖王国)。
イーニシュフェルト魔導学院学院長兼、聖魔騎士団魔導部隊名誉顧問。
神殺しの魔法(周囲の人間の魔力を吸い取って、神を封じ込める魔法)の使い手。
普段は明るく、誰にでも慕われる優しい性格だが。
殺さなければならないはずの二十音を愛してしまったが為に、二十音(邪神)を守ることを選択し。
邪神と対をなす、聖なる神と敵対する背信者。
おまけに、二十音(邪神)を守る為なら、イーニシュフェルトの里の一族の悲願も、自分の教え子達も、二十音を守る犠牲にすることも厭わない、暗い部分も持っている。
実はルーデュニア聖王国の建国も、イーニシュフェルト魔導学院の創立も、二十音を守る駒を増やす為に、裏から手を回しているという周到さ。
そういう意味では、シルナも二重人格。
とはいえ、それ以外のときは、人望の厚い優しい学院長。
超がつく甘党。特にチョコレートに目がない。
得意魔法は、分身魔法、その他陰湿な魔法全般。
魔力量★★★★★★
えー、それで、今作のシルナの活躍についてですが。
見事に、以前見逃したヴァルシーナが、またしても厄介な敵となって舞い戻ってきてる。
でも、ヴァルシーナを殺せない、そのシルナの気持ちも分かる。
冷徹な振りをしていても、やっぱり、世界でたった一人の同胞を殺すことは、躊躇われるんでしょうね。
しかも、今回も見逃してるし。
と言うか、シルナがヴァルシーナを殺さないのは、多分。
ヴァルシーナ単体だったら、自分一人の力でどうとでも出来る、という余裕があることも起因しています。
もし本当に、ヴァルシーナが羽久(と言うか二十音)の命を脅かすことがあったら。
そのときは、躊躇いなくヴァルシーナを手に掛けると思います。
だからその日までは、ヴァルシーナに対しては舐めプなんじゃないかな。
明らかに見下げてましたもんね。シルナらしからぬ態度で。
「君より、私の方が優秀だから」って。
まぁそうなんだけど、大人気ないぞ。
…ちなみに、ですが。
イーニシュフェルトの里で研究されていた魔法は、シルナも精通しているので。
読心魔法対策の、心に仮面を被ることと。
それと、ヴァルシーナが使ってた洗脳魔法。
実は、シルナも出来ます。
出来るけど、やらないだけです。
陰湿な魔法において、シルナに勝てる者は現状、いません。
しかし、シルナの分身魔法。
大抵昆虫に偏ってますが、桜崎は昆虫が大の苦手(昆虫好きな人ごめんなさい)。
なので、シルナの分身何にしようかな、とグロ虫を検索する度、画像が出てきて「ひぇっ」ってなってます。
シルナオオカマキリでも無理。
シルナよ、私の前に分身送るときは、昆虫以外の姿で頼む。
今度はどんな分身になるのかなぁ。
シルナ以上。
次、イレース・クローリア。
元々、学院には羽久とシルナ(と、シルナの分身)しかいなかったのだが、色々あって三人目の教師に仲間入り。
イーニシュフェルト魔導学院教師陣の紅一点。
元ラミッドフルス魔導学院の鬼教官。
体罰も暴言も当たり前の教師だったが、シルナ達との出会いで、これでもだいぶ丸くなった。
非常に真面目な性格。文房具に例えたら間違いなく定規。
イーニシュフェルト魔導学院では、これまでシルナ分身が杜撰に行っていた事務仕事を担当。
及び、各基礎魔導理論の授業も担当。多忙。
とはいえ、忙しくしていないとむしろ落ち着かないタイプなので、大抵のことは進んでやる。
得意魔法は雷魔法。実はあまり使わないけど、五大基礎魔法(炎、水、氷、雷、風)全般得意だったりする。
魔力量★★★★★
ステータスは以上。
で、今作のイレースは…何してましたっけ。
学院の懐事情の管理と、あとは雷魔法ぶっ放していた印象しかないが。
何気に一人で『終日組』の暗殺者を圧倒しているので、結構強いですよね。
彼女みたいにしっかりした人が、一人いてくれたら随分助かるだろうなぁ。
ちょっと言葉がキツいときがありますが、それは鬼教官時代の名残です。
これでも丸くなったんだよ。
毎月学院に請求書が届く度、シルナの菓子代に苛ついてるかと思うと、気の毒。
イレースちゃんは以上。語ること少なくてごめんね。
次、ナジュ君。
フルネームは、ルーチェス・ナジュ・アンブローシア。
前世の名前は、ルーチェス・アンブローシア。(彼の前世に関しては、エロマフィアシリーズを参照)。
年齢不詳、出身地不明。
幼い頃、恋仲だった『冥界の女王』と呼ばれる魔物、リリスと融合し、不死身の身体になる。
融合したことによって、リリスに会うことが出来なくなり、また死ぬことも出来なくなった為、精神崩壊。
死ぬことによってあの世でリリスに再会する為に、色んな狂ったことをやらかす。
その頃の異名、『殺戮の堕天使』。格好良い。
が、シルナのお陰で、自分の精神世界でリリスと再会したことによって、改心。イーニシュフェルト魔導学院の教師に仲間入りする。
不死身の身体を活かして、よく味方を守る為の盾になる。その度に怒られる。
(前世の師匠の影響で)目立ちたがりなので、シルナを差し置いて、学院で一番人気のイケメンカリスマ教師を目指している。
担当科目は、風魔法、及び実技授業全般。
また、生まれつき読心魔法という、相手の心を読む特殊な魔法を使える。悪癖。
得意魔法は、読心魔法と風魔法。
魔力量★★★★(限りなく5に近い星4)
ステータスは以上。
こう見ると、他の教師陣と比べると、魔力控えめなのね。
控えめでも星4つあるのな。
今作のナジュは…結構暴走してたなぁ。
読心魔法の欠点、目を閉じられてたら読めない、ってところまでは、Ⅱのあとがきでも言ったんですが。
まぁ、読心術使いあるあるですよね。
複数人の読心をして、脳内キャパオーバーで精神崩壊、って。
あるあるか?
あのナジュのくだり、あんなに長くするつもりはなかったのに、あんなに長くなったのは。
ナジュ君が、私のお気に入りキャラだからです。
君が、まだルーチェスだった頃から好きだよ。
段々と、言動が前世の師匠と同じようになってるのが、あぁ前世の遺伝子受け継いでるなぁって。
言うこととやることが、もうほぼルレイアだもん。
だからって、自分からミンチになるのはやめよう。
ナジュについては以上!
次、天音君。
フルネームは、天音・オルティス・グランディエ。豪華。
年齢不詳。多分ナジュよりは歳上。
イーニシュフェルト魔導学院の養護教員。及び、回復魔法、光魔法の授業を担当。
ルーデュニアに来るまでは、得意の回復魔法を活かして、人々を助ける為に流浪の旅をしていたが。
とある村で、狂っていた頃のナジュに襲われ、村人を虐殺され、自身もあわや殺されかける。
ナジュへの復讐の為、ルーデュニアにやって来る。
色々あってナジュとは和解。
その後、聖魔騎士団に所属していたが、『アメノミコト』との一件で、学院の警備強化の為にイーニシュフェルト魔導学院に赴任。
性格は穏やか、温和な平和主義者。
だが、実は回復魔法を極める前は、超強い剣豪だったという設定を、今回ようやく公開出来て、作者的には満足。
天音君、前作クロノスタシスⅡで、あまり活躍させてあげられなかったので、余計に。
折角、イーニシュフェルト魔導学院に来たからには、これくらいの秘めたる才能がなくてはとの、作者の計らいでもある。
魔力量★★★★★(限りなく6に近い星5)
ステータスは以上。
天音はな…前述の通り、Ⅱで活躍の機会がなかったので、ちょっと活躍させてあげようかなと。
Ⅱの時点で、天音君、学院で保健室の先生になるのどうだろう?って考えてましたからね。言ってませんでした?私。なんか言ってた記憶があるような。
『アメノミコト』の暗殺者は、基本毒使いなので、天音君大活躍。
シルナの出番、なし。
そんなシルナが、イレースやナジュになじられる度、優しく慰めてあげる良い人。
以上、イーニシュフェルト魔導学院教師陣の紹介でした。


