…儚い命が燃え尽きて、ちょっと冷静になった結果。
俺、ちょっとナジュに感化され過ぎてたわ。
たかだか数百円の線香花火が人生とか、大袈裟過ぎんだろ。
熱くなってた自分が、超絶アホらしい。
シルナ、怒られ損。
「悪かったよ、シルナ…」
「うぅ…。ひっく。羽久ぇぇ…」
うん、俺が悪かった。
俺が悪かったから、俺の服に涙と鼻水つけるのやめてくれないかな。
で、そんな俺を焚き付けた首謀者は。
「ふっ。命なんて所詮そんなもの。尽きても尽きても、また蘇る…」
蘇るのはお前だけだよ、馬鹿。
もっと命を大事にしろ。
とか言ってると。
ポトン、とナジュの線香花火の命が燃え尽きた。
…。
「…相変わらず儚いな、お前の命は」
「大丈夫。僕不死身なんで。尽きても尽きても蘇る…」
線香花火は蘇らねーっての。
で。
残るは三人。
イレースと、チビ二人組のみ。
イレースは、置き物のように微動だにせず、命を守っていた。
強そう。
…それは良いのだが。
「…きれーだねー、これ、『八千代』」
「うん。…天国から、『玉響』も見てるかな…」
「きっと見てるよ。世の中にはこんなきれーな色があるんだなーって」
「そっか…。そうだと良いね」
…子供達が、すげー、しんみりした良い雰囲気になってる。
「…おい、おいイレース」
俺は、置き物と化しているイレースの耳元に、そっと話しかけた。
「何です。私は今忙しいんです」
生きることにか?
「お前ちょっと…。先に落ちてやれよ」
「?何故?」
「何故って…。ほら、勝たせてやった方が良いだろ」
令月達に、華持たせてやろう。
何せ、人生初めての花火なんだから。
しかも、何気に良い雰囲気になってるしさ。
ここは大人として、空気を読んで勝たせてあげた方が、
「お断りします」
そんな大人気は、イレースには微塵もなかった。
俺、ちょっとナジュに感化され過ぎてたわ。
たかだか数百円の線香花火が人生とか、大袈裟過ぎんだろ。
熱くなってた自分が、超絶アホらしい。
シルナ、怒られ損。
「悪かったよ、シルナ…」
「うぅ…。ひっく。羽久ぇぇ…」
うん、俺が悪かった。
俺が悪かったから、俺の服に涙と鼻水つけるのやめてくれないかな。
で、そんな俺を焚き付けた首謀者は。
「ふっ。命なんて所詮そんなもの。尽きても尽きても、また蘇る…」
蘇るのはお前だけだよ、馬鹿。
もっと命を大事にしろ。
とか言ってると。
ポトン、とナジュの線香花火の命が燃え尽きた。
…。
「…相変わらず儚いな、お前の命は」
「大丈夫。僕不死身なんで。尽きても尽きても蘇る…」
線香花火は蘇らねーっての。
で。
残るは三人。
イレースと、チビ二人組のみ。
イレースは、置き物のように微動だにせず、命を守っていた。
強そう。
…それは良いのだが。
「…きれーだねー、これ、『八千代』」
「うん。…天国から、『玉響』も見てるかな…」
「きっと見てるよ。世の中にはこんなきれーな色があるんだなーって」
「そっか…。そうだと良いね」
…子供達が、すげー、しんみりした良い雰囲気になってる。
「…おい、おいイレース」
俺は、置き物と化しているイレースの耳元に、そっと話しかけた。
「何です。私は今忙しいんです」
生きることにか?
「お前ちょっと…。先に落ちてやれよ」
「?何故?」
「何故って…。ほら、勝たせてやった方が良いだろ」
令月達に、華持たせてやろう。
何せ、人生初めての花火なんだから。
しかも、何気に良い雰囲気になってるしさ。
ここは大人として、空気を読んで勝たせてあげた方が、
「お断りします」
そんな大人気は、イレースには微塵もなかった。


