いざ。
勝負開始。
皆でたらいを囲んで、パチパチと光る線香花火。
…ナジュじゃないが。
これが人生…かぁ。
まぁ、あれだよな。
咲いてるときは美しく、散るときは呆気なく。
そういう意味では、これも一つの人生なのかもな。
「ね?僕の言った通りでしょ?」
「うるせぇ」
揺らすな。落ちるだろ。
線香花火を落とさないコツって、何だかんだ色々あると思うけど。
何のかんの言っても、やっぱり動かないのが一番だよな。
イレースなんか、微動だにしてない。
置き物みたいに、ピシッ、と止まっている。
対するシルナは。
「あっ、痒い。背中痒い今!誰か掻いて!」
線香花火あるある。
集中してるときに限って、どっか痒くなる。
更に。
「あっ、くしゃみ出そう!くしゃみ!止めて!止めてー!」
「うるせぇぞシルナ!」
人の気を散らそうとするな。
「あ、でも大丈夫。止まった、止まったよ」
あーそう。
ったく、喧しい奴が、
「…へくちっ!!」
「あっ!馬鹿シルナ貴様!」
くしゃみあるある。
止まったかと思いきや、いきなり出る。
しかも、そのくしゃみの勢いで、シルナの線香花火だけではなく。
シルナの左隣にいた、俺の線香花火までもが消し飛んだ。
何してくれてんのこいつ?
万死に値するんだけど。
「殺されたいか貴様?」
「ご、ご、ごめん羽久、ごめんよ」
しかも、被害は俺だけではない。
シルナの右隣にいた、天音の線香花火が。
何とか持ちこたえ、消えはしなかったが、ぐらっと揺らいだ。
確実にあれ、寿命縮んだぞ。
「俺は良い。リアルでも、お前とは一蓮托生だと思ってるからな。俺を巻き込むのは百歩譲って許してやろう」
しかし。
「何の罪もない天音に、何をしてくれてんだお前は?土下座だ、土下座して謝れ」
「ご、ごめん天音君!」
何がごめんだ。
「ごめんで済むか!命は一つしかないんだぞ!?」
「うわぁぁぁん羽久がめっちゃ怒る!ごめん、ごめん天音君!」
「え!?い、いや、別に良いですから」
「馬鹿野郎!命を粗末にするな愚か者!」
とか、言ってる間に。
「…あっ」
案の定、シルナによって寿命を大幅に縮められた天音の命(線香花火)が、力尽きてたらいの中に落ちた。
…。
「…シルナ」
「な、何?」
「お前は今、二人の人間を殺した。俺と天音だ」
「ふぇぇぇぇん、ごめんなさいってぇ〜っ!!」
「ごめんで済む命はねぇ!」
早くも。
俺、シルナ、天音の人生が終わった。
勝負開始。
皆でたらいを囲んで、パチパチと光る線香花火。
…ナジュじゃないが。
これが人生…かぁ。
まぁ、あれだよな。
咲いてるときは美しく、散るときは呆気なく。
そういう意味では、これも一つの人生なのかもな。
「ね?僕の言った通りでしょ?」
「うるせぇ」
揺らすな。落ちるだろ。
線香花火を落とさないコツって、何だかんだ色々あると思うけど。
何のかんの言っても、やっぱり動かないのが一番だよな。
イレースなんか、微動だにしてない。
置き物みたいに、ピシッ、と止まっている。
対するシルナは。
「あっ、痒い。背中痒い今!誰か掻いて!」
線香花火あるある。
集中してるときに限って、どっか痒くなる。
更に。
「あっ、くしゃみ出そう!くしゃみ!止めて!止めてー!」
「うるせぇぞシルナ!」
人の気を散らそうとするな。
「あ、でも大丈夫。止まった、止まったよ」
あーそう。
ったく、喧しい奴が、
「…へくちっ!!」
「あっ!馬鹿シルナ貴様!」
くしゃみあるある。
止まったかと思いきや、いきなり出る。
しかも、そのくしゃみの勢いで、シルナの線香花火だけではなく。
シルナの左隣にいた、俺の線香花火までもが消し飛んだ。
何してくれてんのこいつ?
万死に値するんだけど。
「殺されたいか貴様?」
「ご、ご、ごめん羽久、ごめんよ」
しかも、被害は俺だけではない。
シルナの右隣にいた、天音の線香花火が。
何とか持ちこたえ、消えはしなかったが、ぐらっと揺らいだ。
確実にあれ、寿命縮んだぞ。
「俺は良い。リアルでも、お前とは一蓮托生だと思ってるからな。俺を巻き込むのは百歩譲って許してやろう」
しかし。
「何の罪もない天音に、何をしてくれてんだお前は?土下座だ、土下座して謝れ」
「ご、ごめん天音君!」
何がごめんだ。
「ごめんで済むか!命は一つしかないんだぞ!?」
「うわぁぁぁん羽久がめっちゃ怒る!ごめん、ごめん天音君!」
「え!?い、いや、別に良いですから」
「馬鹿野郎!命を粗末にするな愚か者!」
とか、言ってる間に。
「…あっ」
案の定、シルナによって寿命を大幅に縮められた天音の命(線香花火)が、力尽きてたらいの中に落ちた。
…。
「…シルナ」
「な、何?」
「お前は今、二人の人間を殺した。俺と天音だ」
「ふぇぇぇぇん、ごめんなさいってぇ〜っ!!」
「ごめんで済む命はねぇ!」
早くも。
俺、シルナ、天音の人生が終わった。


