わくわくしている二人の線香花火に、ライターで火をつけてやると。
勢いよく、色鮮やかな火花が散り始めた。
「わー!何これ!『八千代』凄いよこれ!」
「本当だ、火炎放射器みたい。火炎放射器みたいだよ」
大興奮。
「凄いね何でこんなもの作れるの?」
「魔法?これ魔法なの?炎魔法の一種?」
「いや…魔法じゃないよ。化学の力だ」
そりゃ、魔法でも似たようなものは再現出来るが。
あくまでこれは、近所のショッピングセンターで買ってきた、ファミリー用線香花火セットだ。
魔法は使ってない。
「化学だって!化学すっご!」
「魔法じゃないのに、こんなものが作れるなんて…。人類…。人類凄い…」
「ヤバイよ『八千代』ほら。赤が緑に変わった!」
「こっちは青が赤に変わったよ。凄いね七変化だ」
ひっきりなしに大興奮。
めちゃめちゃテンション高いなぁ…。
普段冷静沈着なことの方が多い令月でさえ、興奮しているご様子。
先日の焼肉パーティより、明らかに楽しんでるな。
高級焼肉より家庭用花火とは、シルナの財布は泣き損だな。
「そんなもんでしょ、子供って」
と、俺の心を読んだナジュの一言である。
本当にな。
こういうとき、この二人、やっぱりまだ子供なんだなぁって思う。
身体能力的には、大人顔負けなんだけどな。
精神面では、やっぱり子供だ。
それも、まだ幼稚園児くらいの子供。
そう思うと微笑ましい。
「綺麗だね、花火…。これぞ夏って感じで、ほっこりするなぁ…」
「…」
至福の顔で花火を見つめるシルナ(おっさん)。
…何だろう。はしゃいでる令月とすぐりは、物凄く微笑ましいのに。
おっさんが花火でほっこりしてるのを見ると、なんか気持ち悪い。
「羽久が…私に失礼なことを考えてる気がするけど…。花火綺麗だから、今は良いや…」
そうか。
「何年ぶりだろうなぁ、線香花火なんて。久し振りにやってみると、案外楽しいものだね」
と、こちらも楽しそうな天音。
「子供達の付き添いとはいえ、まぁ、たまには童心に返るのも悪くはないですね」
イレースの方も、まんざらではないご様子。
ナジュはと言うと。
「…ふふ」
何故か、悪そうな笑みを浮かべていた。
「何笑ってんの、お前…」
「いやぁ…。あの二人、令月さんとすぐりさん」
「チビ共が何だって?」
「心の中、『花火って凄い!』一色で、なんか面白くて」
「…笑ってやるなよ…」
それだけ楽しんでるってことだろ?
良いことじゃないか。
「『八千歳』、それは何色?」
「これ黄色!パチパチしてる!おっきい花みたい」
「僕のは赤いよ。ほら、まだ燃えてる。長持ち」
「凄いよね〜!これ本当に人殺せそうじゃない!?」
「うん。行けるかもしれない」
…なんか、元暗殺者らしい、物騒な会話をしてるが。
聞かなかったことにしておこう。
勢いよく、色鮮やかな火花が散り始めた。
「わー!何これ!『八千代』凄いよこれ!」
「本当だ、火炎放射器みたい。火炎放射器みたいだよ」
大興奮。
「凄いね何でこんなもの作れるの?」
「魔法?これ魔法なの?炎魔法の一種?」
「いや…魔法じゃないよ。化学の力だ」
そりゃ、魔法でも似たようなものは再現出来るが。
あくまでこれは、近所のショッピングセンターで買ってきた、ファミリー用線香花火セットだ。
魔法は使ってない。
「化学だって!化学すっご!」
「魔法じゃないのに、こんなものが作れるなんて…。人類…。人類凄い…」
「ヤバイよ『八千代』ほら。赤が緑に変わった!」
「こっちは青が赤に変わったよ。凄いね七変化だ」
ひっきりなしに大興奮。
めちゃめちゃテンション高いなぁ…。
普段冷静沈着なことの方が多い令月でさえ、興奮しているご様子。
先日の焼肉パーティより、明らかに楽しんでるな。
高級焼肉より家庭用花火とは、シルナの財布は泣き損だな。
「そんなもんでしょ、子供って」
と、俺の心を読んだナジュの一言である。
本当にな。
こういうとき、この二人、やっぱりまだ子供なんだなぁって思う。
身体能力的には、大人顔負けなんだけどな。
精神面では、やっぱり子供だ。
それも、まだ幼稚園児くらいの子供。
そう思うと微笑ましい。
「綺麗だね、花火…。これぞ夏って感じで、ほっこりするなぁ…」
「…」
至福の顔で花火を見つめるシルナ(おっさん)。
…何だろう。はしゃいでる令月とすぐりは、物凄く微笑ましいのに。
おっさんが花火でほっこりしてるのを見ると、なんか気持ち悪い。
「羽久が…私に失礼なことを考えてる気がするけど…。花火綺麗だから、今は良いや…」
そうか。
「何年ぶりだろうなぁ、線香花火なんて。久し振りにやってみると、案外楽しいものだね」
と、こちらも楽しそうな天音。
「子供達の付き添いとはいえ、まぁ、たまには童心に返るのも悪くはないですね」
イレースの方も、まんざらではないご様子。
ナジュはと言うと。
「…ふふ」
何故か、悪そうな笑みを浮かべていた。
「何笑ってんの、お前…」
「いやぁ…。あの二人、令月さんとすぐりさん」
「チビ共が何だって?」
「心の中、『花火って凄い!』一色で、なんか面白くて」
「…笑ってやるなよ…」
それだけ楽しんでるってことだろ?
良いことじゃないか。
「『八千歳』、それは何色?」
「これ黄色!パチパチしてる!おっきい花みたい」
「僕のは赤いよ。ほら、まだ燃えてる。長持ち」
「凄いよね〜!これ本当に人殺せそうじゃない!?」
「うん。行けるかもしれない」
…なんか、元暗殺者らしい、物騒な会話をしてるが。
聞かなかったことにしておこう。


