…ちなみに、ちょっとした余談(?)だが。
既に何度か説明したように、魔力の豊富な魔導師は、食事の必要がない。
空腹感を感じない。
便利だなー、と思う人も多いと思うが。
逆に言えば。
満腹感を感じることも、ない訳じゃないが、普通の…一般人に比べれば。
満腹感に関しては鈍い、と言われている。
故に。
「さて、第2注文タイムと行きますか」
「…」
…鬼だ。
鬼神イレース。
黒塗りページ、大人買いならぬ大人注文して。
注文した肉、全部平らげたにも関わらず。
更に注文しようとしている。
「い、イレースちゃん。も、もう勘弁…」
震え声のシルナを無視して。
イレースは、ポチッと呼び出しボタンを押す。
無情。
「は〜い、ご注文承りま〜す」
「はやっ」
さっきの、無邪気を絵に描いたような店員さんが降臨。
「さっき注文したのと同じメニュー、もう一回お願いします」
今日のイレースは、マジで容赦がなかった。
「ついでにこの伊勢海老と、黒アワビも追加で」
「畏まりました〜!」
シルナへの殺意が凄い。
あまりの殺意に天音が、もう絶句している。
「イレース…。お前、今日シルナを殺す気なのか…?」
こそっと尋ねてみると。
「いいえ?ただ私、毎月毎月、下らない菓子の請求書に苛立たせられてますから、たまには意趣返ししないと。私の精神衛生の為に」
物凄く納得な答えが返ってきた。
そうか。
ストレス発散は…大事だな。
仕方ないシルナ。日頃の行いって奴だ。
こんな形で返ってくるとはな。
やっぱり、人生、日頃から善行積んでとかないとな。
「僕もそう思います、羽久さん」
「一番悪行積んでる奴が、何を言ってんだ?」
今のは聞かなかったことにしておこう。
「お子様二人、他に欲しいものは?」
「んー、僕、この極上シャトーブリアン、ってのが美味しかったな」
「俺はね〜、極上ミスジってのがもう一回食べたい」
こいつらは、無邪気に残酷だな。
子供ってのはそういうもんだ。
「じゃ、シャトーブリアンとミスジを追加。あと、私のお酒も追加で」
「僕のもお願いしますね〜、あ、それとこちらの方のお酒も」
俺の分まで追加注文。
「天音さんは?」
「えっ、えっ…。ぼ、僕はもう、お腹いっぱいだから…」
何とか、自分だけでもシルナを守ろうとする優しい天音。
しかし、イレースは無情だった。
「そうですか。じゃあ彼には極上ハラミを追加で」
本人の意志、完璧に無視。
「はーい、畏まりました!それで、そちらのお客様は?」
悶絶しているシルナを指差す、無邪気店員。
「…」
シルナは、もう机に突っ伏して、ぴくりとも動いてない。
死んでんじゃないの?
そんなシルナの代わりに、イレースが注文した。
「彼には、チョコアイスを追加で」
「畏まりました!」
…だってさ、シルナ。
チョコアイスだって。
今日初めて、イレースが見せてくれた僅かな優しさだと思おうぜ。
お前の犠牲によって味わった肉の味、俺は忘れないよ。
既に何度か説明したように、魔力の豊富な魔導師は、食事の必要がない。
空腹感を感じない。
便利だなー、と思う人も多いと思うが。
逆に言えば。
満腹感を感じることも、ない訳じゃないが、普通の…一般人に比べれば。
満腹感に関しては鈍い、と言われている。
故に。
「さて、第2注文タイムと行きますか」
「…」
…鬼だ。
鬼神イレース。
黒塗りページ、大人買いならぬ大人注文して。
注文した肉、全部平らげたにも関わらず。
更に注文しようとしている。
「い、イレースちゃん。も、もう勘弁…」
震え声のシルナを無視して。
イレースは、ポチッと呼び出しボタンを押す。
無情。
「は〜い、ご注文承りま〜す」
「はやっ」
さっきの、無邪気を絵に描いたような店員さんが降臨。
「さっき注文したのと同じメニュー、もう一回お願いします」
今日のイレースは、マジで容赦がなかった。
「ついでにこの伊勢海老と、黒アワビも追加で」
「畏まりました〜!」
シルナへの殺意が凄い。
あまりの殺意に天音が、もう絶句している。
「イレース…。お前、今日シルナを殺す気なのか…?」
こそっと尋ねてみると。
「いいえ?ただ私、毎月毎月、下らない菓子の請求書に苛立たせられてますから、たまには意趣返ししないと。私の精神衛生の為に」
物凄く納得な答えが返ってきた。
そうか。
ストレス発散は…大事だな。
仕方ないシルナ。日頃の行いって奴だ。
こんな形で返ってくるとはな。
やっぱり、人生、日頃から善行積んでとかないとな。
「僕もそう思います、羽久さん」
「一番悪行積んでる奴が、何を言ってんだ?」
今のは聞かなかったことにしておこう。
「お子様二人、他に欲しいものは?」
「んー、僕、この極上シャトーブリアン、ってのが美味しかったな」
「俺はね〜、極上ミスジってのがもう一回食べたい」
こいつらは、無邪気に残酷だな。
子供ってのはそういうもんだ。
「じゃ、シャトーブリアンとミスジを追加。あと、私のお酒も追加で」
「僕のもお願いしますね〜、あ、それとこちらの方のお酒も」
俺の分まで追加注文。
「天音さんは?」
「えっ、えっ…。ぼ、僕はもう、お腹いっぱいだから…」
何とか、自分だけでもシルナを守ろうとする優しい天音。
しかし、イレースは無情だった。
「そうですか。じゃあ彼には極上ハラミを追加で」
本人の意志、完璧に無視。
「はーい、畏まりました!それで、そちらのお客様は?」
悶絶しているシルナを指差す、無邪気店員。
「…」
シルナは、もう机に突っ伏して、ぴくりとも動いてない。
死んでんじゃないの?
そんなシルナの代わりに、イレースが注文した。
「彼には、チョコアイスを追加で」
「畏まりました!」
…だってさ、シルナ。
チョコアイスだって。
今日初めて、イレースが見せてくれた僅かな優しさだと思おうぜ。
お前の犠牲によって味わった肉の味、俺は忘れないよ。


