やがて。
「さて、そろそろ焼けましたかね」
イレースが完璧に監督した肉達が、良い感じに焼けてきた。
凄い良い匂い。
「さぁ食べなさい。まずは子供から食べなさい」
イレースは、焼けた肉をポイポイと、令月とすぐりの皿に放り込んだ。
「へぇ〜…。これが牛の肉だって、『八千代』」
「珍しいね。これは何処の部位なんだろう?」
「それはサーロイン。腰の辺りの肉ですね」
「牛の腰肉だって!美味しいのかな」
言い方。
「じゃあこっちは?」
「それはホルモンですね。ハツと言って、牛の心臓です」
「牛の心臓肉!」
言い方。
「人間は残酷だよね。人間の心臓なんて、見ても食べようとは思わないのに、牛の心臓だったら食べよう!って気になるんだから」
やめろ。
食欲失せるからやめろ。
もうこいつらに、ホルモンの部位教えるのやめよう。
まぁ、ホルモンは結構好き嫌いあるからな。
見た目も、ちょっとエグいのあるし。
実は俺も、ホルモンはやや苦手。
食感がな?
ホルモン好きな人、ごめん。
すると、そんな俺の傍ら。
「…」
ホルモンだろうとサーロインだろうとヒレだろうと、ばくばく食べまくるイレース。
こういうところも、容赦ねぇんだよなぁ…。
「凄いね…。僕、ホルモン苦手だから、イレースさんどうぞ…」
イレースの食欲に気圧されながら、自分の分のホルモンを差し出す天音。
お前も、ホルモン苦手派か。
こればかりは、人によるよな。
「僕は食べれますよ、内臓。最近は自分の内臓を見る機会がよくあるので、内臓に親近感が…」
「あーはいはい、良いからお前は黙って食え」
内臓に親近感湧いてる奴なんて、全世界探してもお前くらいだよ。
更に。
「これ、内臓なんだって。『八千歳』…」
「牛の内臓って、なんか気色悪い食感だけど、意外と食べれるね」
「牛がこれだけ美味しいってことは、人間もあながち不味くはないのかもしれないね」
「かもね〜。機会があったら試してみたいね」
「うん」
こいつらは何を言ってんの?
聞かなかったことにして、俺はサーロインを食べるぞ。
シルナの尊い犠牲によって食べられる、贅沢な肉だからな。
美味しく、有り難くいただきます。
「さて、そろそろ焼けましたかね」
イレースが完璧に監督した肉達が、良い感じに焼けてきた。
凄い良い匂い。
「さぁ食べなさい。まずは子供から食べなさい」
イレースは、焼けた肉をポイポイと、令月とすぐりの皿に放り込んだ。
「へぇ〜…。これが牛の肉だって、『八千代』」
「珍しいね。これは何処の部位なんだろう?」
「それはサーロイン。腰の辺りの肉ですね」
「牛の腰肉だって!美味しいのかな」
言い方。
「じゃあこっちは?」
「それはホルモンですね。ハツと言って、牛の心臓です」
「牛の心臓肉!」
言い方。
「人間は残酷だよね。人間の心臓なんて、見ても食べようとは思わないのに、牛の心臓だったら食べよう!って気になるんだから」
やめろ。
食欲失せるからやめろ。
もうこいつらに、ホルモンの部位教えるのやめよう。
まぁ、ホルモンは結構好き嫌いあるからな。
見た目も、ちょっとエグいのあるし。
実は俺も、ホルモンはやや苦手。
食感がな?
ホルモン好きな人、ごめん。
すると、そんな俺の傍ら。
「…」
ホルモンだろうとサーロインだろうとヒレだろうと、ばくばく食べまくるイレース。
こういうところも、容赦ねぇんだよなぁ…。
「凄いね…。僕、ホルモン苦手だから、イレースさんどうぞ…」
イレースの食欲に気圧されながら、自分の分のホルモンを差し出す天音。
お前も、ホルモン苦手派か。
こればかりは、人によるよな。
「僕は食べれますよ、内臓。最近は自分の内臓を見る機会がよくあるので、内臓に親近感が…」
「あーはいはい、良いからお前は黙って食え」
内臓に親近感湧いてる奴なんて、全世界探してもお前くらいだよ。
更に。
「これ、内臓なんだって。『八千歳』…」
「牛の内臓って、なんか気色悪い食感だけど、意外と食べれるね」
「牛がこれだけ美味しいってことは、人間もあながち不味くはないのかもしれないね」
「かもね〜。機会があったら試してみたいね」
「うん」
こいつらは何を言ってんの?
聞かなかったことにして、俺はサーロインを食べるぞ。
シルナの尊い犠牲によって食べられる、贅沢な肉だからな。
美味しく、有り難くいただきます。


