そして。
焼肉屋に到着。
全員がテーブルを囲んで、席につき。
まず、最初にやることは。
「さてと!一番高いメニューは何かな〜っと」
うきうきと、メニュー表を開くナジュ。
シルナ(の、財布)を殺す気満々だな。
「おっ、このページなんか黒いですよ」
メニュー表の、後ろの方のページに気づくナジュ。
そのページは、何故か黒くて、金文字で商品名が書いてあった。
載っている写真も、見るからにお高そう。
高級感溢れるページだ。
プレミアム高級黒毛和牛、とか書いてある。
いかにも高そう。
一応お値段を確認してみると。
一皿に、小さい肉の塊がたった数切れしか乗ってないのに。
目玉が飛び出るほどのお値段。
シルナ、ガクブル。
「ふふふ。良いですね〜。美味しそう」
「決まりですね。じゃあ店員を呼びましょう」
ポチッ、と店員呼び出しボタンを押すイレース。
「あ、ちょ、イレースちゃんもう少し考え、」
「お待たせしました〜!」
爽やかな笑顔でやって来る店員さん。
「はやっ!」
まるで、傍に待機していたかのような早さ。
分かってるよ君は。
「ご注文お伺いします〜!」
イレースは、見開きの黒塗りページをトントン、と指で差し。
「このページのメニュー全種類、ここにいる人数分お願いします」
シルナが、あまりのショックに顔を引き攣らせていた。
イレース…。お前…。
なんつーか…本当、容赦ってものを知らないな…。
「畏まりました〜!」
あまりに大胆な注文に、店員さんも、「えっ!」とか、ちょっとはドン引きするかと思ったのだが。
無邪気に頷いて、注文を取っていた。
歴戦の勇者って感じするな。
すると。
「あ、あの、僕はこんなに高級なお肉じゃなくて大丈夫だから。こっちの、お得用セットで…」
早くも死にかけているシルナが、あまりに憐れだったのか。
白塗りのページを開いて、「激安特価!お得用一人前セット」を指差したが。
「却下」
何故か、イレースに却下されていた。
可哀想。
それどころか、ナジュが追撃をかける。
「それとドリンクですが、僕この白ワイン、ボトルで」
ボトルかよ。
つーか、酒飲むのか。
「良いですね。じゃあ私はこの赤ワイン、こちらもボトルで」
イレースも容赦なし。
「羽久さんは?」
「え?俺は…」
折角だし、そこの、何処ぞのコンクールで賞を取ったとかいう、麦焼酎を頼みたいところなんだが。
なんかシルナが可哀想だし、ここはウーロン茶に…。
しかし。
「この麦焼酎ボトル、お願いします」
「畏まりました〜!」
俺の心を読んだナジュが、俺の代わりに注文。
…うん。
…俺、悪くないからなシルナ。
俺は一応、お前に優しさを見せようとしたから。
それを阻止した、ナジュが悪い。
恨むなら、ナジュを恨んでくれ。
焼肉屋に到着。
全員がテーブルを囲んで、席につき。
まず、最初にやることは。
「さてと!一番高いメニューは何かな〜っと」
うきうきと、メニュー表を開くナジュ。
シルナ(の、財布)を殺す気満々だな。
「おっ、このページなんか黒いですよ」
メニュー表の、後ろの方のページに気づくナジュ。
そのページは、何故か黒くて、金文字で商品名が書いてあった。
載っている写真も、見るからにお高そう。
高級感溢れるページだ。
プレミアム高級黒毛和牛、とか書いてある。
いかにも高そう。
一応お値段を確認してみると。
一皿に、小さい肉の塊がたった数切れしか乗ってないのに。
目玉が飛び出るほどのお値段。
シルナ、ガクブル。
「ふふふ。良いですね〜。美味しそう」
「決まりですね。じゃあ店員を呼びましょう」
ポチッ、と店員呼び出しボタンを押すイレース。
「あ、ちょ、イレースちゃんもう少し考え、」
「お待たせしました〜!」
爽やかな笑顔でやって来る店員さん。
「はやっ!」
まるで、傍に待機していたかのような早さ。
分かってるよ君は。
「ご注文お伺いします〜!」
イレースは、見開きの黒塗りページをトントン、と指で差し。
「このページのメニュー全種類、ここにいる人数分お願いします」
シルナが、あまりのショックに顔を引き攣らせていた。
イレース…。お前…。
なんつーか…本当、容赦ってものを知らないな…。
「畏まりました〜!」
あまりに大胆な注文に、店員さんも、「えっ!」とか、ちょっとはドン引きするかと思ったのだが。
無邪気に頷いて、注文を取っていた。
歴戦の勇者って感じするな。
すると。
「あ、あの、僕はこんなに高級なお肉じゃなくて大丈夫だから。こっちの、お得用セットで…」
早くも死にかけているシルナが、あまりに憐れだったのか。
白塗りのページを開いて、「激安特価!お得用一人前セット」を指差したが。
「却下」
何故か、イレースに却下されていた。
可哀想。
それどころか、ナジュが追撃をかける。
「それとドリンクですが、僕この白ワイン、ボトルで」
ボトルかよ。
つーか、酒飲むのか。
「良いですね。じゃあ私はこの赤ワイン、こちらもボトルで」
イレースも容赦なし。
「羽久さんは?」
「え?俺は…」
折角だし、そこの、何処ぞのコンクールで賞を取ったとかいう、麦焼酎を頼みたいところなんだが。
なんかシルナが可哀想だし、ここはウーロン茶に…。
しかし。
「この麦焼酎ボトル、お願いします」
「畏まりました〜!」
俺の心を読んだナジュが、俺の代わりに注文。
…うん。
…俺、悪くないからなシルナ。
俺は一応、お前に優しさを見せようとしたから。
それを阻止した、ナジュが悪い。
恨むなら、ナジュを恨んでくれ。


