――――――…。
「…あれ?」
「…目が覚めた?」
俺が目を覚ますと、そこにはもう。
ヴァルシーナも、レーヴァテインもいなくなっていた。
俺、また…入れ替わってた?
それともまさか、ヴァルシーナに洗脳魔法をかけられて?
いやまさか。あの時点で既に、敗北感いっぱいだったヴァルシーナが…。
あそこから、また洗脳魔法をかけてくるほど度胸があったとは思えない。
「どう…なったんだ?」
「…羽久?君は羽久だね?」
と、シルナがわざわざ確かめてくるってことは。
「俺は羽久だよ」
やっぱり、入れ替わってたんだ。
多分…。
「『前の』俺が…二十音が、出てきてたのか?」
「…そうだよ」
…。
「ヴァルシーナと、レーヴァテインは?」
今ここにいないあの二人は、何処に消えた?
「ヴァルシーナちゃんは逃げた。でも…レーヴァテインは…」
「…」
…そうか。
「…分かった。もう言わなくて良い…」
二十音が出てきた時点で、何となく察していた。
俺が、レーヴァテインの存在を許しても。
この身体のオリジナルである二十音は、レーヴァテインを許さなかった。
…それだけの話だ。
「…ごめん。止められなくて」
「もう良いって。シルナのせいじゃない」
レーヴァテインは元々、俺の、俺達の人格だった。
だからこれは、俺達の問題だ。
シルナは、出来る限りのことをしてくれようとした。
それだけで充分だ。
…ただ、ヴァルシーナは…孤独になるだろうな。
また、孤独な一人旅に逆戻り。
いや、あいつに本当の味方なんて、いたことがあったのだろうか…。
シルナとヴァルシーナの道が、大きく分かたれたように。
俺とレーヴァテインの道も、交わることはなかったということだ。
永遠に。
「…それより、他の皆は?」
「うん…。大丈夫だと思うけど、ちゃんと無事を確かめないと」
まだ確かめてなかったのか。
ということは、俺は今回、随分早くに目覚めたようだな。
まるで二十音が、レーヴァテインを殺す為だけに出てきたかのように…。
「…あれ?」
「…目が覚めた?」
俺が目を覚ますと、そこにはもう。
ヴァルシーナも、レーヴァテインもいなくなっていた。
俺、また…入れ替わってた?
それともまさか、ヴァルシーナに洗脳魔法をかけられて?
いやまさか。あの時点で既に、敗北感いっぱいだったヴァルシーナが…。
あそこから、また洗脳魔法をかけてくるほど度胸があったとは思えない。
「どう…なったんだ?」
「…羽久?君は羽久だね?」
と、シルナがわざわざ確かめてくるってことは。
「俺は羽久だよ」
やっぱり、入れ替わってたんだ。
多分…。
「『前の』俺が…二十音が、出てきてたのか?」
「…そうだよ」
…。
「ヴァルシーナと、レーヴァテインは?」
今ここにいないあの二人は、何処に消えた?
「ヴァルシーナちゃんは逃げた。でも…レーヴァテインは…」
「…」
…そうか。
「…分かった。もう言わなくて良い…」
二十音が出てきた時点で、何となく察していた。
俺が、レーヴァテインの存在を許しても。
この身体のオリジナルである二十音は、レーヴァテインを許さなかった。
…それだけの話だ。
「…ごめん。止められなくて」
「もう良いって。シルナのせいじゃない」
レーヴァテインは元々、俺の、俺達の人格だった。
だからこれは、俺達の問題だ。
シルナは、出来る限りのことをしてくれようとした。
それだけで充分だ。
…ただ、ヴァルシーナは…孤独になるだろうな。
また、孤独な一人旅に逆戻り。
いや、あいつに本当の味方なんて、いたことがあったのだろうか…。
シルナとヴァルシーナの道が、大きく分かたれたように。
俺とレーヴァテインの道も、交わることはなかったということだ。
永遠に。
「…それより、他の皆は?」
「うん…。大丈夫だと思うけど、ちゃんと無事を確かめないと」
まだ確かめてなかったのか。
ということは、俺は今回、随分早くに目覚めたようだな。
まるで二十音が、レーヴァテインを殺す為だけに出てきたかのように…。


