――――――…一方、その頃。
僕は『八千歳』と共に、第一稽古場に向かっていた。
「どーする?稽古場の扉に手をかけた瞬間、ドカン!って吹っ飛ばされたりしたら」
『八千歳』が、縁起でもないことを言った。
「それはないんじゃないかな…。『アメノミコト』の流儀に反するよ」
『アメノミコト』は暗殺専門組織なのであって、そんな…市街地で派手に爆発音を聞かせる、なんてことは。
普通なら、有り得ないのだが…しかし。
「敵は『アメノミコト』じゃない。ヴァルシーナだよ」
「…そうだったね」
『アメノミコト』の流儀で考えちゃいけない。
あの、ヴァルシーナという人の流儀で考えれば。
シルナ学院長の手駒である僕達を巻き添えに、稽古場ごと爆発させてもおかしくない。
やりかねない。
「そしたらさー、どーする?」
「どうするって?」
「爆死したら」
「成仏する」
「『八千代』は潔いなー」
他に、やることある?
あとはまぁ、他の仲間達が頑張って、ヴァルシーナ『アメノミコト』連合軍を退けてくれることを祈ろう。
仲間達の幸福を祈ろう。
死んだ後、僕にそんな贅沢が許されるなら、の話だけど。
「『八千歳』は死んだらどうするの?」
「俺はな〜、そうだな。まだやり残してることがたくさんあるから、まず死なない」
成程、そういう選択肢もあるのか。
そういえば僕にも、まだやり残したことがたくさんある。
学院を卒業してないし、学院長達に恩返し出来てないし。
『八千歳』とも、まだまだ仲良くなりたい。
だから。
「じゃあ、僕も死なないことにするよ」
「だね。何が待ち受けてるのか知らないけど…。…死ぬ気で、生き残ろう」
「うん」
第一稽古場に到着した僕達は。
『八千歳』の糸を足場にして、空中に飛び。
正面入り口からではなく、高いところにある窓ガラスを割って、そこから突入した。
後でイレース先生に怒られるかもしれないけど。
それは、『八千歳』と謝ろう。
僕は『八千歳』と共に、第一稽古場に向かっていた。
「どーする?稽古場の扉に手をかけた瞬間、ドカン!って吹っ飛ばされたりしたら」
『八千歳』が、縁起でもないことを言った。
「それはないんじゃないかな…。『アメノミコト』の流儀に反するよ」
『アメノミコト』は暗殺専門組織なのであって、そんな…市街地で派手に爆発音を聞かせる、なんてことは。
普通なら、有り得ないのだが…しかし。
「敵は『アメノミコト』じゃない。ヴァルシーナだよ」
「…そうだったね」
『アメノミコト』の流儀で考えちゃいけない。
あの、ヴァルシーナという人の流儀で考えれば。
シルナ学院長の手駒である僕達を巻き添えに、稽古場ごと爆発させてもおかしくない。
やりかねない。
「そしたらさー、どーする?」
「どうするって?」
「爆死したら」
「成仏する」
「『八千代』は潔いなー」
他に、やることある?
あとはまぁ、他の仲間達が頑張って、ヴァルシーナ『アメノミコト』連合軍を退けてくれることを祈ろう。
仲間達の幸福を祈ろう。
死んだ後、僕にそんな贅沢が許されるなら、の話だけど。
「『八千歳』は死んだらどうするの?」
「俺はな〜、そうだな。まだやり残してることがたくさんあるから、まず死なない」
成程、そういう選択肢もあるのか。
そういえば僕にも、まだやり残したことがたくさんある。
学院を卒業してないし、学院長達に恩返し出来てないし。
『八千歳』とも、まだまだ仲良くなりたい。
だから。
「じゃあ、僕も死なないことにするよ」
「だね。何が待ち受けてるのか知らないけど…。…死ぬ気で、生き残ろう」
「うん」
第一稽古場に到着した僕達は。
『八千歳』の糸を足場にして、空中に飛び。
正面入り口からではなく、高いところにある窓ガラスを割って、そこから突入した。
後でイレース先生に怒られるかもしれないけど。
それは、『八千歳』と謝ろう。


