…。
…初太刀で、仕留めるつもりだったのだけど。
腐っても、『終日組』の暗殺者か。
あるいは、久し振り過ぎて、ちょっと俺の腕が鈍ったか?
敵は、かろうじて刀を抜き、俺の一撃を防いでいた。
だが、その顔には、くっきりと狼狽と焦燥が浮かんでいた。
そうだね。
そうだろうね。
俺だって、再びこんな姿を見せる機会が来るなんて、思ってなかったよ。
見られたくなかったから、他の仲間がいるときはやらなかったし。
必要なかったから、わざわざ見せなかった。
「な、何だ貴様は…!」
で、言うことがそれか。
「素性は割れてるんでしょ?じゃあ、そんなに驚かなくても良いじゃない」
それとも。
さすがのヴァルシーナでも、そこまでは調べられなかったのかな。
さぁ、どっちでも構わないけど。
君に勝ち目がないことは、一目瞭然だね。
二回、三回、四回。
俺は間髪入れずに、斬撃を繰り出した。
『終日組』の暗殺者は、何とかその一撃一撃を受け止めるのに必死だったが。
五回目で、ようやく肘の上辺りをざっくりと抉った。
「ぐっ…」
むしろ、五回目までよく粘ったよ。
偉いね。褒めてあげたい。
そして、次はもう躱せない。
「…段々、勘が戻ってきたからね」
俺を見下し、蔑み、イーニシュフェルト魔導学院で最弱の魔導師、なんて馬鹿にしてたツケが。
ようやく回ってきたようだけど、気分はどうだろう?
恨むなら、自分を捨て駒扱いした頭領と。
「天音・オルティス・グランディエは回復魔法専門で、前線で戦うことはない」なんて。
間違った情報を植え付けた、ヴァルシーナにしてね。
「な、何故だ…お前は、回復魔法しか使えないはず…」
「そうだね、そうだったら良かったね」
六回目、七回目。
肉薄する度に、血飛沫が飛ぶ。
勿論、敵の血だ。
俺の動きに、ついてこれてない証だ。
俺の剣の速度や重さは、令月さんに劣っていると思う。
でも技だけは、俺も負けてないつもりだ。
長年積み重ね、積み上げてきたものは。
例え何百年たとうとも、簡単に消えるものではない。
ましてや。
『アメノミコト』だか、『終日組』だか知らないが。
子供を武器にして戦わせるような、薄汚い組織の暗殺者ごとき。
俺が、負けるはずがない。
…初太刀で、仕留めるつもりだったのだけど。
腐っても、『終日組』の暗殺者か。
あるいは、久し振り過ぎて、ちょっと俺の腕が鈍ったか?
敵は、かろうじて刀を抜き、俺の一撃を防いでいた。
だが、その顔には、くっきりと狼狽と焦燥が浮かんでいた。
そうだね。
そうだろうね。
俺だって、再びこんな姿を見せる機会が来るなんて、思ってなかったよ。
見られたくなかったから、他の仲間がいるときはやらなかったし。
必要なかったから、わざわざ見せなかった。
「な、何だ貴様は…!」
で、言うことがそれか。
「素性は割れてるんでしょ?じゃあ、そんなに驚かなくても良いじゃない」
それとも。
さすがのヴァルシーナでも、そこまでは調べられなかったのかな。
さぁ、どっちでも構わないけど。
君に勝ち目がないことは、一目瞭然だね。
二回、三回、四回。
俺は間髪入れずに、斬撃を繰り出した。
『終日組』の暗殺者は、何とかその一撃一撃を受け止めるのに必死だったが。
五回目で、ようやく肘の上辺りをざっくりと抉った。
「ぐっ…」
むしろ、五回目までよく粘ったよ。
偉いね。褒めてあげたい。
そして、次はもう躱せない。
「…段々、勘が戻ってきたからね」
俺を見下し、蔑み、イーニシュフェルト魔導学院で最弱の魔導師、なんて馬鹿にしてたツケが。
ようやく回ってきたようだけど、気分はどうだろう?
恨むなら、自分を捨て駒扱いした頭領と。
「天音・オルティス・グランディエは回復魔法専門で、前線で戦うことはない」なんて。
間違った情報を植え付けた、ヴァルシーナにしてね。
「な、何故だ…お前は、回復魔法しか使えないはず…」
「そうだね、そうだったら良かったね」
六回目、七回目。
肉薄する度に、血飛沫が飛ぶ。
勿論、敵の血だ。
俺の動きに、ついてこれてない証だ。
俺の剣の速度や重さは、令月さんに劣っていると思う。
でも技だけは、俺も負けてないつもりだ。
長年積み重ね、積み上げてきたものは。
例え何百年たとうとも、簡単に消えるものではない。
ましてや。
『アメノミコト』だか、『終日組』だか知らないが。
子供を武器にして戦わせるような、薄汚い組織の暗殺者ごとき。
俺が、負けるはずがない。


