だが。
私は、この女…レーヴァテインを、味方だとは思っているが。
志を同じくする仲間、とは思っていない。
これは、あくまで私が洗脳魔法で作り出した、偽物に過ぎない。
ただの、私の操り人形だ。
私の意見、私の考えに、全面的に賛同し。
決して私を裏切らず、私と同じく、イーニシュフェルトの里の理念を植え付け。
シルナ・エインリーを殺す為だけに作り出された、ただの人形。
それだけに、裏切られる心配はない。
そして、便利な駒でもある。
『アメノミコト』の鬼頭夜陰のように、気まぐれで私に協力したり、気まぐれで突き放したりはしない。
だが、薄汚い存在であることに変わりはない。
レーヴァテイン自身は、私が自分に絶対的な信頼を寄せている、と思い込んでいる。
そう思い込ませたのは、他ならぬ私だからだ。
それでもこの女は、所詮二十音・グラスフィアの枝分かれでしかない。
根本は、あの憎い邪神の依代と変わらないのだ。
おまけにこの女は、絶好の機会を作ってやったにも関わらず。
シルナ・エインリーの暗殺に失敗し、のこのこと戻ってきた。
本来なら、あれで仕留められるはずだったのに。
『アメノミコト』の元暗殺者共に、容易く阻まれてしまった。
今頃小賢しい奴らは、私が洗脳魔法を使って、レーヴァテインを生み出したことも。
そして、私の洗脳魔法が、まだそれほど万能ではないことも、気づいているはずだ。
それで互いに疑心暗鬼に陥り、勝手に自滅してくれれば良いが。
奴らは、そこまで馬鹿ではないだろう。
レーヴァテインが暗殺に失敗したのは、仕方ないとして。
それならば今度は、『アメノミコト』と共同戦線を張り、傲慢にもイーニシュフェルトの名を持つ魔導学院に攻め込み。
『アメノミコト』の裏切り者も含め、シルナ・エインリーと、それを取り巻く面倒な魔導師達も。
この機に、一網打尽にしてやるつもりだった。
当初は、その計画だった。
それなのに。
私の手元に残されたのは、人形のレーヴァテインと。
『アメノミコト』、『終日組』の暗殺者五人だけ。
頼りの『終日組』の暗殺者とて、大した戦力にはなるまい。
あの鬼頭夜陰が、私に託してきたということは。
『終日組』の中でも、花曇すぐりと同じく、捨て駒扱いされている暗殺者達。
本当に重宝している手駒なら、鬼頭が自分のもとから手放すはずがないからだ。
あの忌々しいシルナ・エインリーと、その手駒達のこと。
今頃、私達が攻めてくると踏んで、万全に迎撃の準備を進めていることだろう。
イーニシュフェルト魔導学院の教師達だけではない。
実質シルナ・エインリーは、聖魔騎士団をも支配下に置いている。
奴が一声かければ、聖魔騎士団は喜んで動くはずだ。
それに奴は、ルーデュニア聖王国の女王フユリ・スイレンとも交友がある。
あの男は、ルーデュニア聖王国そのものを、実質支配していると言っても過言ではない。
自分と、自分の大事な邪神の依代を守る為に、奴はそこまでのことを成し遂げたのだ。
長い時間をかけて地盤を固め、手駒を増やし。
イーニシュフェルトの賢者である誇りも、使命も、死者の無念さえもかなぐり捨て。
卑しくも、イーニシュフェルトの名をつけた学院の頂点に立ち、あぐらをかき続けている。
…断じて、許されることではない。
私は、この女…レーヴァテインを、味方だとは思っているが。
志を同じくする仲間、とは思っていない。
これは、あくまで私が洗脳魔法で作り出した、偽物に過ぎない。
ただの、私の操り人形だ。
私の意見、私の考えに、全面的に賛同し。
決して私を裏切らず、私と同じく、イーニシュフェルトの里の理念を植え付け。
シルナ・エインリーを殺す為だけに作り出された、ただの人形。
それだけに、裏切られる心配はない。
そして、便利な駒でもある。
『アメノミコト』の鬼頭夜陰のように、気まぐれで私に協力したり、気まぐれで突き放したりはしない。
だが、薄汚い存在であることに変わりはない。
レーヴァテイン自身は、私が自分に絶対的な信頼を寄せている、と思い込んでいる。
そう思い込ませたのは、他ならぬ私だからだ。
それでもこの女は、所詮二十音・グラスフィアの枝分かれでしかない。
根本は、あの憎い邪神の依代と変わらないのだ。
おまけにこの女は、絶好の機会を作ってやったにも関わらず。
シルナ・エインリーの暗殺に失敗し、のこのこと戻ってきた。
本来なら、あれで仕留められるはずだったのに。
『アメノミコト』の元暗殺者共に、容易く阻まれてしまった。
今頃小賢しい奴らは、私が洗脳魔法を使って、レーヴァテインを生み出したことも。
そして、私の洗脳魔法が、まだそれほど万能ではないことも、気づいているはずだ。
それで互いに疑心暗鬼に陥り、勝手に自滅してくれれば良いが。
奴らは、そこまで馬鹿ではないだろう。
レーヴァテインが暗殺に失敗したのは、仕方ないとして。
それならば今度は、『アメノミコト』と共同戦線を張り、傲慢にもイーニシュフェルトの名を持つ魔導学院に攻め込み。
『アメノミコト』の裏切り者も含め、シルナ・エインリーと、それを取り巻く面倒な魔導師達も。
この機に、一網打尽にしてやるつもりだった。
当初は、その計画だった。
それなのに。
私の手元に残されたのは、人形のレーヴァテインと。
『アメノミコト』、『終日組』の暗殺者五人だけ。
頼りの『終日組』の暗殺者とて、大した戦力にはなるまい。
あの鬼頭夜陰が、私に託してきたということは。
『終日組』の中でも、花曇すぐりと同じく、捨て駒扱いされている暗殺者達。
本当に重宝している手駒なら、鬼頭が自分のもとから手放すはずがないからだ。
あの忌々しいシルナ・エインリーと、その手駒達のこと。
今頃、私達が攻めてくると踏んで、万全に迎撃の準備を進めていることだろう。
イーニシュフェルト魔導学院の教師達だけではない。
実質シルナ・エインリーは、聖魔騎士団をも支配下に置いている。
奴が一声かければ、聖魔騎士団は喜んで動くはずだ。
それに奴は、ルーデュニア聖王国の女王フユリ・スイレンとも交友がある。
あの男は、ルーデュニア聖王国そのものを、実質支配していると言っても過言ではない。
自分と、自分の大事な邪神の依代を守る為に、奴はそこまでのことを成し遂げたのだ。
長い時間をかけて地盤を固め、手駒を増やし。
イーニシュフェルトの賢者である誇りも、使命も、死者の無念さえもかなぐり捨て。
卑しくも、イーニシュフェルトの名をつけた学院の頂点に立ち、あぐらをかき続けている。
…断じて、許されることではない。


